フジテレビは27日、都内の同局で、中居正広氏(52)の女性トラブルに社員が関与したなどと報じられた件について2度目の会見を行い、社員や中居氏本人、女性らへの聞き取り調査の詳細を明かした。
中居氏と女性のトラブルにつながる事案が起こったのは23年6月とし、港浩一社長にも23年8月には報告が上がっていたことが明かされた。
あらためてトラブル内容が「極めてセンシティブな領域の問題」であったとし「医師の判断をあおぎながら専門医とも連携し、対応していた」とした。中居氏への対応については「事案が認識されたあと、社内で適切に共有されず、中居氏への聞き取り調査などを行えば新たに多くの人間が知ることになる。誰にも知られずに仕事に復帰したいという女性のケアに悪影響が出るのではという思いがあった。また、中居氏から女性へ連絡があれば、さらに傷つけてしまうのではということもあり、さらに積極的に聞き取りを行うことはございませんでした」とした。
中居氏からはフジ社員へ23年7月に連絡があったといい「その時に中居氏が女性とは異なる認識を持っていることが明らかとなりました。難しい問題で当事者以外が関与しづらいもの。また、示談の動きが出ていることを把握したことも調査をちゅうちょさせた」と明かした。
また、トラブルの起きた当該事案において、中居氏と女性を幹部社員が間に入って仲介したという事実についてはあらためて否定した。