企業のリスク管理に詳しい桜美林大の西山守准教授が23日、TBS系「Nスタ」(月~金曜午後3時49分)に生出演。フジテレビが第三者委員会設置と27日にオープンの記者会見を開くことを決定したことについてコメントした。
フジ・メディアHDは23日、臨時取締役会を開催し、第三者委員会設置を決定。フジ・メディアHD金光修社長は「3月末までに調査報告書を出す」「27日にフジテレビの記者会見をオープンな形式で開催する」と発表。
この3月末までの調査報告書提出について西山氏は「非常に早いテンポで進めるんだな、と思います。第三者委員会は3カ月ぐらいかかるのが通常。逆に早い段階で結果を出そうととしていると思う」と推察した。
MCホラン千秋(36)が「3月末までに十分な結果が得られなかった場合、中途半端な報告してしまったら批判が来るのでは」と質問すると西山氏は「(金光氏が)会見で必要であればもっと調査をすると言っているので、ひとまずの区切りは3月だということ」と話した。
テレビCMには「タイム」というCMを放送したい番組を指定と「スポット」という番組指定せず、定められた時間帯に放送する2種がある。タイムは原則2クール(6カ月)契約で、4月スタート番組の場合、1月下旬には決定。スポットは短期契約で放送の数週間前に契約する。
タイム契約ができなくなると現在ACに差し替えているCMが打てなくなる恐れも生じるが、MC井上貴彦アナ(40)から「CMが獲得できなくなると番組宣伝しかできなくなるが」との質問に西山氏は「ACジャパンのCMに差し替わっていると何かスゴいことが起きているように見えるが、スポンサーはお金を払い続けていて、自社の判断で差し替えている。それが流れなくなるとフジテレビ自社の番組宣伝をやるかCMなしでやるのか。番組つくる制作費はどこから出すのかという話。前代未聞のことが起きかねない」と財源の枯渇が生じる可能性について語った。
井上アナは「来週27日に行われる会見が重要になってきますね」と話した。