関西テレビ(カンテレ)の大多亮社長(66)が22日、大阪市内の同局で新年社長会見を開催した。タレント中居正広(52)の女性トラブルについて言及した。
大多氏はトラブルについて「把握していた」と説明。女性が「誰にも知られたくない」と望み、「すごく限られた状況。大変重い案件ですので、これは社長にはあげなければならない」と、その日のうちに港浩一社長に報告をあげたという。
17日に行われたフジテレビの港浩一社長の会見については「調査委員会でしっかり調べて検証しようというふうにしていったんだろう。あるならしっかり調べてほしい」とし、指摘される会見の閉鎖性については、「こういう案件の記者会見。考えて、ああいう形の会見をしたと思う。申し訳ないですが、今の立場であれをどうこうは言いづらい。しっかり調査するということでああなったんだと思う」と話すにとどめた。
フジテレビは第三者の弁護士を中心とする調査委員会の立ち上げを明言しているが、「しっかり調査できるのか」「抜け穴では」という指摘もある。
大多氏は「私も調査委員会で当然、調査を受けるでしょうから、きちんとしなければいけない」と自身も調査にはしっかり応じることを明言したが、調査の有効性については「フジも考えている。良い形なのかどうかは私からは言いようがない」と話した。