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野口健氏の娘が“詐欺”被害? 父から「雪を見に行こう」→マイナス10度の悪天候の冬山


アルピニスト野口健氏と娘の絵子さんが「おかべろ」に出演、絵子さんが9歳の時に父と冬の八ケ岳に登ったエピソードを語った。野口氏は登山を「雪を見に行こう」とだけ説明し、雪山の厳しさを伝えなかったため、番組出演者から「フィッシング詐欺」だと冗談交じりに指摘された。厳しい寒さの中での登山体験で、絵子さんは痛みに苦しみながらも再び山に行きたがらなくなることはなく、父と一緒に過ごせる貴重な時間として登山を始めたと語っている。この際の判断で無理をせずに下山し、結果的に遭難事故を回避する体験も描かれている。

野口健氏(2024年11月撮影)

アルピニストの野口健氏(51)と長女で登山家の野口絵子さん(20)が、18日放送のカンテレ「おかべろ」(土曜午後2時28分=関西地区)に出演。絵子さんの初登山のエピソードについて語った。

絵子さんは9歳の時に、父とともに冬の八ケ岳に登山。「(野口氏から)『ちょっと山に行って、雪見てみる?』って言われて。八ケ岳、マイナス10度の雪山でした」と明かすと、NON STYLE石田明(44)が「フィッシング詐欺じゃないですか!」とツッコミ。

野口氏が「『楽しい経験をしよう』とは言っていないんですよ。『雪を見に行こう』で、“楽しい”は入っていない。ウソは言っていない」と釈明すると、石田が「だから、それが詐欺の手口なんですよ!」と再びツッコんだ。

絵子さんは、冬山の厳しい寒さで手がかじかみ、痛みを訴えるも、野口氏から「痛いっていうのは感覚がある。感覚があるならOK」と言われたという。

「あきらめて、神頼みしてて。ずっと『神様お願いです。助けてください』って言いながら登っていました」と振り返った。

なお、この時はかなりの悪天候で、山小屋に到着したところで、野口氏が「していい無理と、してはいけない無理があって、ここから先に行くと、してはいけない無理かもしれない。天候が悪くて、頂上まで行くと危険だから。今回は山頂までは行かず、下山しよう」と、下山を決意したという。

下山した翌日、野口親子が登ったのと同じ日に八ケ岳で遭難事故があり、登山客2人が亡くなったことをニュースで知った。

ナインティナイン岡村隆史(54)は、「そんなニュースを見たら、『もう山に行かんとこう』ってなりますやんか。『もう行きたくない』って…」と疑問を口にした。

絵子さんは「不思議と(嫌いに)ならなくって。山が好きになったわけではないんですよね。父との時間を過ごすために山に行こうかなっていう気持ちになっていたんです。父がいない時期が多かったので、一緒に過ごせる時間は山しかなくて」と打ち明けた。

これには、石田が「おやじとのキャッチボール感覚で登っていたということですか」と笑っていた。

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