元自民党衆院議員の金子恵美氏(46)が18日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、中居正広(52)をめぐる女性トラブルに関して、17日にフジテレビの港浩一社長が開いた定例記者会見について、コメントした。女性に対する対応が会社として適切だったのかどうかを「徹底解明してほしい」と求めた。
17日の会見で港社長は、これまで説明ができていなかったことなどを謝罪した上で、今後、第三者の弁護士を中心とする「調査委員会」を立ち上げるとし、自身も調査の対象になると述べた。中居と女性のトラブルは、23年6月に把握していたと述べた上で「女性の心身の回復とプライバシー保護を最優先に対応し、極めて秘匿性の高い事案と判断した」と言及。一方で、調査を理由に具体的な回答を控える場面も目立った。会見は記者クラブ加盟19社33人の記者のみが参加し、フリーやネットメディアなどは出席できず、こうした対応にも批判が集まった。
金子氏は、番組の中谷しのぶキャスターから会見のあり方や内容についてコメントを求められた際「会見のあり方という指摘も確かにあるんですけど、私は第一には被害者(女性)の意思だと思っている」と述べた。
トラブル把握後も事実関係を公表しなかった判断について、港社長が「他者に知られずに仕事に復帰したいという女性の意思を尊重し、心身の回復とプライバシーの保護を最優先に対応した」と述べたことに触れ「それが本当であるならば、その気持ちにどうやって、どれだけ、どこまで向き合っていたのかということと、会社からのフォローは十分かつ適切だったのか、というところが一番のポイントだと思っています」と述べた。
「(フジが設置を公表した)調査委員会の中で、そこが企業、会社として適切に対応できていたのかということも徹底解明してほしいし、そこを求めたいと思います」と語った。