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ビヨンセ、ロス山火事の被災者支援へ 基金立ち上げ250万ドル寄付 14日重大発表は延期


歌手のビヨンセが、ロサンゼルスを襲った山火事の被災者支援のため、「BeyGOOD」を通じて250万ドルを寄付しました。寄付金は、家を失った家族や、火災の影響を受けた教会やコミュニティーセンターの支援に使用されます。 また、ビヨンセはInstagramで支援を呼びかけるとともに、予定していた重大発表を延期しました。世間では新アルバムやツアーの発表が期待されていますが、火災被害の深刻さから支援活動を優先する姿勢を示しています。彼女の母親であるティナ・ノウルズさんも自宅を失う被害を受けました。

ビヨンセ(2009年10月撮影)

米歌手ビヨンセ(43)が、7日にロサンゼルスを襲った山火事が1週間を過ぎた14日現在も、鎮火の目途が立たず延焼を続けていることを受け、支援に立ち上がった。

ビヨンセが設立した慈善団体「BeyGOOD」は、インスタグラムを通じて、LA火災救済基金を立ち上げて250万ドル(約3億9500万円)を寄付すると表明。「(北東部)アルタデナとパサデナ地区で家を失った家族と山火事の被害を受けた人々の緊急ニーズに対応する救援の最前線にいる教会やコミュニティーセンターの支援に使われます」とつづっている。

また、フォロワーにも団体のホームページを見て被害を受けた家族への支援に賛同して欲しいと呼びかけている。

ビヨンセは続いて13日にも自身のインスタグラムを更新し、14日に予定していた重大発表を延期すると発表。この投稿のキャプションにもLA火災救済基金に250万ドルを寄付したことをつづり、「皆さんができることで、支援に協力してください」と呼びかけた。

ビヨンセは昨年末に地元テキサス州ヒューストンで行われた米プロフットボールリーグ(NFL)クリスマスゲームのハーフタイムショーに出演した後、14日に重大発表を行うことを告知していた。ファンの間では新アルバムを引っ提げた世界ツアーを行う可能性や新アルバムの発表などを期待する声が上がっていた。

西部の高級住宅地を襲い、5300棟を超える建物が焼失したパシフィックパリセーズの山火事では、多くのセレブも被災し、ビヨンセの母ティナ・ノウルズさんも自宅を失ったと伝えられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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