タモリ(79)が3日放送のNHK正月特番「タモリと鶴瓶の新春!初しゃべり会」に出演。お笑いの世界に入ったきっかけを明かした。
ウッチャンナンチャン内村光良(60)から「お笑いをやろうと思ったきっかけ」を聞かれ、タモリは「俺はこの世界にサイドステップ踏みながら入った」と答えた。20代のころ保険の営業やボウリング場の支配人などをしていたというタモリは、「30までは何やってもいいだろうと思って、流されるままにいろんなことやってたの」と明かした。
そして「30歳で全部辞めた。俺には何ができるんだろうかと思って、ずっと考えて。そしたらお笑いぐらいしかできないのかな思って、この世界に入ってきた」と振り返った。
福岡から上京して、友人に相談したという。「(友人から)『お前やれ。絶対やれるから、やれ』って。で、やれっつったって、どうしていいか分かんない。『じゃあ飲もう』って飲んでたの」と回顧。「(友人が)『こいつは面白いんだよ』って言って、あれやってくれ、これやってくれとやったら、店が盛り上がって。毎晩その店に行くようになって。そこのうわさを聞きつけたのが赤塚不二夫だったのよ。それで見に来て『お前は絶対やれ』って言うんで」と振り返った。
笑福亭鶴瓶(73)から「ええ人と出会ったよね、赤塚さんとか」と言われ、タモリは「俺、恵まれてるんだよ。俺の人生は誰かが書いたんじゃないかと思うぐらいのね」と語った。