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田口淳之介、約四半世紀ぶり出演の映画で子どもたちと共演「僕は子供いたら楽しいだろうな」


元KAT-TUNの田口淳之介が、映画『僕のなかのブラウニー』の初日舞台あいさつで久々の映画出演への喜びを表しました。この映画は、震災で家族を失った少年が妖精「ブラウニー」を探すことで現実と向き合う物語。田口は、この物語の中で主人公をサポートする翻訳家を演じます。彼は、共演者が子供であるため、丁寧に言葉を伝えることを心掛けたと話しました。また、監督の相馬雄太は、田口の以前の作品からインスピレーションを得てこの映画のオファーを出したと明かしました。

映画「僕のなかのブラウニー」初日舞台あいさつで笑みを浮かべる田口淳之介(撮影・村上幸将)

元KAT-TUN田口淳之介(39)が3日、東京・池袋シネマ・ロサで行われた映画「僕のなかのブラウニー」(相馬雄太監督)初日舞台あいさつに登壇。「新年1発目、ご唱和いただけたら…入り口、出口、田口で~す!」と檀上で絶叫した。00年6月公開の映画「模倣犯」(森田芳光監督)以来、約四半世紀ぶりの映画への出演で「僕自身としては20年ぶり以上の映画の出演。このタイミングで出演できた」と笑みを浮かべた。

「僕のなかのブラウニー」は、06年の映画「明日の記憶」で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した三浦有為子氏が脚本を担当。震災の津波で数年前に妹を失った、平野絢規(11)演じる小学生の森本和樹が、ブラウニーという妖精の存在を信じ、探し始めることで、父葉介(アキラ100%)とどう現実に向き合い、今を生きていくのかを描いた。田口は、ブラウニーを探しまわる和樹を気にかけ手助けをする、和泉東子(山木彩華)の親族の翻訳家・和泉大輔を演じた。

田口は、演じた際に気を付けたことを聞かれ「言葉遣いのきれいさ、繊細さ…しっかり伝えようと思った。共演者が子供。しっかり伝えようと丁寧に演じました。普段は、こんなん、なんですけどね~」と笑った。そして「僕は子供、いないですけど、こんなかわいい子、いたら楽しいだろうなと、温かい環境で撮影できた。言うても、僕も39。子供がいても、おかしくないので、教えてあげようと」と笑顔で語った。

相馬雄太監督からは、パニック障害に陥った際、出演したフジテレビ系ドラマ「リーガル・ハイ」を見ていて、食欲が湧いたことが商業映画デビュー作となった「僕のなかのブラウニー」へのオファーに繋がったと明かされた。同監督から、クルド人問題に関心があり、映画化の際、オファーをすると声をかけられると「こんな感じで、オファーってくるんですね」と驚きつつ、笑みを浮かべた。

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