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徳光和夫「亡くなられたナベツネさんも恐らくそう思ってらっしゃると思う」巨人の補強めぐり持論


フリーアナウンサーの徳光和夫が、ニッポン放送の番組でプロ野球巨人の戦力強化について語った。巨人は新たに甲斐拓也やライデル・マルティネス、田中将大と契約を締結。徳光はこの大補強を評価し、特に田中と甲斐のバッテリーに期待を寄せる一方で、若手の育成も重要と指摘。特に岸田行倫の才能に触れ、内部から選手を育てることがファンにとっても嬉しいことだと述べた。また、亡くなった渡辺恒雄氏の考えも同様だったのではとコメントした。

徳光和夫アナウンサー(2024年4月撮影)

フリーアナウンサー徳光和夫(83)は21日、ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5時)に出演し、プロ野球巨人の来季に向けた戦力強化体制について、熱く持論を語った。

巨人はこれまでに、ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使した甲斐拓也捕手(32)と契約合意したと発表した。すでに、前中日のライデル・マルティネス投手と契約合意し、楽天を自由契約となった田中将大投手とも基本合意している。

徳光は、今週関心を持った話題に触れる中で「巨人が大補強をしたんですよ」と切り出し、「田中将大投手でしょ。守護神のライデル・マルティネス、さらにソフトバンクの甲斐捕手。大変な補強ですよ。ずいぶんお金があるんだなと思ってしまったんですが、それだったら、もうちょっと選手に(資金を)分けて上げたらと…」と苦笑いしながら口にした。

「セ・リーグで田中マー君と甲斐のバッテリーが見られるというのは、これはいいこと。田中投手にも、甲斐捕手にとっても(お互いが)バッテリーを組みたい、そんなようなプレーヤーじゃないかなと思います」と期待を示した。

その上で「一方でね、本音を言わせてもらえれば…」と切り出し「キャッチャーは、岸田(行倫)なんかは盗塁を阻止率ナンバーワンなわけですから、岸田を本物に育ててもらいたい」と主張。「もうちょっと、後逸さえしなければ最高のキャッチャー。バッティングも含めて、強肩は甲斐捕手に負けないくらいですから。うーん」と、複雑な心境を吐露した。

その上で「巨人も、以前のソフトバンクのように(選手を)内部から育ててくるという形が、実はいちばん、ファンにとってはうれしい。『あいつが(1軍に)上がってきたか』と。みんなそれぞれ、ジャイアンツの3軍の選手に至るまで必ずファンはいて、応援もしている。そういう選手が育ってきて、本格的に強いジャイアンツができるんです」と述べた。

また「ほかの球団も恐らくみなさん、そうだと思いますけれど、亡くなられたナベツネさんも、恐らくそういうふうに思っていらっしゃると思いますよね」と述べ、かつて巨人のオーナーも務め、19日に98歳で亡くなった読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄さんを引き合いに、思いを口にした。

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