NHK出身のジャーナリスト柳沢秀夫氏が19日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演。19日未明に肺炎のため、98歳で亡くなった、読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄さんを追悼した。
柳沢氏は「昭和の時代から政界やメディアの世界を含めて、ある意味ドンだった」と言及した。
「政治部の記者として政治を取材する立場なんですけど、その立場でありながら政治にも影響力を持ち始めていたし、実際に政治の世界も渡辺さんの顔色や何を考えているのかを伺ったりしないと、政治もかじ取りができないくらい深く、政治と新聞メディアの中で結び付いた時代を象徴する人だった」としのんだ。
続けて「今のメディアの世界がSNSに変わりつつある中で、新聞活字、テレビの世界からメディアの世界が変わるところで亡くなったというのは時代の象徴的な存在だったと改めて実感します」とした。