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NHK会長「光る君へ」たたえる「当時の人々の様子を感じさせる大変楽しいドラマだった」


NHKの稲葉延雄会長は、今月最終回を迎えた大河ドラマ『光る君へ』に関する定例会見でその感想を述べました。稲葉会長は、このドラマが豊富な話題と多様な視点で楽しめる作品であったとし、特に学生時代に学んだ古文の女性作家たちの名前が実際にドラマで描かれた点に深い感銘を受けたと述べています。清少納言や和泉式部などの著名な女流作家が登場し、ドラマの中で彼女たちの活躍を見ることができ、新鮮で面白かったと評価しました。また、音楽や映像面でも平安時代の雰囲気を美しく表現し、視聴者の支持を得たことに喜びを示しています。主役を務めた吉高由里子による紫式部の生涯と『源氏物語』に焦点を当てたこのドラマは、多くの話題を提供しました。

東京・渋谷のNHK(2023年10月撮影)

NHKは18日、都内の同局で定例会見を行った。

稲葉延雄会長が今月最終回を迎えた大河ドラマ「光る君へ」について語り「非常に話題の豊富な大河ドラマでした。いろんな見方や楽しみ方があったと思いますが、私は学生時代の古文の時間にいろいろと習った女流作家の方々の名前が実際にドラマの中で次々と出てきて、すごく印象深かったです。枕草子を書いた清少納言、藤原道長の母、そして和泉式部ら、そうそうたる女流作家と言われる文字の上でしか知らない人物が登場して、とても面白かったです」と話した。

番組で流れた音楽などもたたえ「大変モダンで非常に美しい音楽でした。これが不思議に平安時代のドラマにピッタリ合っている感じがしました。映像面ではいわゆる平安時代の美しく鮮やかな世界、当時の人々の様子を感じさせる大変楽しいドラマだったと思います。視聴者の方にも応援していただいて、うれしく思います」と語った。

「光る君へ」は吉高由里子演じる紫式部を主人公に、1000年の時を超える長編小説「源氏物語」を生み出した女流作家の波乱の一代記を描いた。

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