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深作健太氏「映画館まで近づいた時…」父欣二さんが監督務めた「バトル・ロワイアル」初日を回顧


深作健太監督は、2000年12月16日の映画「バトル・ロワイアル」公開初日をXで回顧しました。この映画は中学生が国家命令で殺し合うという内容で、公開前から多くの議論を呼びました。深作氏の父である欣二監督と共に公開初日を迎え、観客動員を心配して深夜に劇場に訪れましたが、予想を超える長蛇の列を目にし、その光景に感動したと述べました。この体験が父を少し長生きさせる力になったと振り返り、感謝の気持ちを表明しています。

深作健太監督

映画監督・演出家の深作健太氏(52)が17日までにX(旧ツイッター)を更新。深作氏が脚本とプロデューサー、深作氏の父・欣二さんが監督を務めた映画「バトル・ロワイアル」の公開初日を回顧した。

深作氏は「2000年12月16日。忘れられないこの日、映画『バトル・ロワイアル』の公開初日。観客の入りが心配だった映画監督の父は、プロデューサーである息子の車で、深夜に丸の内東映まで様子を観に行った」と公開初日を回顧した。

「映画『バトル・ロワイアル』は中学生42人が国家の命令のもと殺し合うという過激な内容で、公開前から賛否両論の嵐だった。上映の是非を巡って、国会まで騒がせていた。身内であるはずの東映上層部の目も厳しい。反対を押し切って製作した映画だからヒットしなければ、あとはない」と作品を説明し「映画館のある東映本社まで近づいた時。。。それを見つけた時の、助手席に座る父の顔が忘れられない。そこにはビルを取り囲む、観客の皆さんの長蛇の列があった」と当時の情景をつづった。

「あの夜。寒空の下、徹夜で並んでくださった全国のファンの皆さんの熱い応援を忘れない。すでにガンに罹っていた父は、皆さんの熱意に支えられて、少しだけ長生きできたように思う」と同作のビジュアルを添え亡き父を思った。

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