世界的ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)が独立宣言して2週間が過ぎても、韓国国内では騒動が続いている。
大手スポーツ紙のイルガン・スポーツは17日「NewJeansがSNS開設して独立の歩み 大丈夫か…法曹界VS業界の温度差」との見出しで特集した。
記事には「NewJeansが緊急記者会見を通じて(所属事務所)ADOR(アドア)との専属契約解除を発表してから3週目に入った。NewJeansのフリー宣言に、ADORが専属契約の有効確認の訴えを裁判所に提起して激しく対立し、結局闘争の道に入った状況で、最近JewJeansが公式SNSを開設し、ADORと分離された独自路線を固持している」と報じた。
この動きに対し、韓国の法曹界と芸能界には大きな意見の開きがあるという。法曹界の意見として複数の弁護士は「民法上、契約当事者(NewJeans)の一方の解約意思表示が相手方に到達した時点から解約効力が発生する。これを戻すためには契約の有効性を主張する側(ADOR)が訴訟を通じて立証しなければならない」との意見が出ていると伝えられている。
一方、芸能界の多くの意見として「法的基準と産業的慣行を全て無視した行為」「このような紛争が発生した時、宣言だけで専属契約が解約される可能性があるという主張は短期契約ではなく数年の長期契約、さらには練習生時代から投資を進める大韓民国大衆文化芸術産業に致命的な結果をもたらす」との意見が多かったという。
現在、NewJeansは既存のスケジュールを支障なく消化している。7日、バンドYOASOBIコンサートのゲスト出演をはじめ、25日「2024SBS歌謡大典」、27日「第9回アジアアーティストアワード」、31日「Mnetカウントダウンジャパン24/25」、来年1月4日「39回ゴールデンディスクアワード」などの舞台を控えており、すべてをこなす予定という。
またグループはこのほど、従来のADORのプラットフォームではなく、新しいインスタグラムのアカウントを作ってファンとのコミュニケーションを再開した。14日、新規インスタグラム・アカウント「ジーンズフォーフリー」(Jeanzforfree)をオープンし、大統領弾劾要求集会に参加するファンのために食事などを無料提供することも告知した。他にもメンバーたちは日常写真を多数共有し、ファンと独自の交流を図っている。