元AKB48岡部麟(28)が14日、都内で、2025年カレンダー発売イベントに参加した。
AKB48を4月に卒業。「卒業してファンクラブを作ってもらって、ファンの方の気持ちに応えたいなと思って作った」という。AKB48時代は演者であり、「自分から発信する機会がなかった」と振り返った。卒業し、自らのプロデュースでカレンダーを制作。「デザイン、世界観を実現できて幸せです」と満足げにほほ笑んだ。
こだわりポイントは2つとした。1つは顔の周りに花があるカット。「AKB時代にかなえられなかった夢」とし「蜷川(実花)さんにMV(ミュージック・ビデオ)を撮ってもらうんですけど、それをかなえたかった」という。
また、「ギリギリ参加できなかった、柏木由紀さん卒業シングルのジャケット写真がお花いっぱいの撮影で、もう少し後ろなら参加できていたのかなって。そこがちょっとだけ悔しくて」と振り返ったが、「でも、自分で作りたい世界観を作れた」と話した。
もう1つは、要所要所に写るうさぎとのカット。だが、「動物との撮影は大変だということを勉強しました」と苦笑した。
家族もまだ見ていないが、番組が一緒の安田大サーカスのクロちゃん(48)には見せた。「かわいいしんと言ってくれたけど、クロちゃんは何を見てもかわいいしんって言ってくれそう」と笑った。その上で、最も見せたいのは「デザインに通じる方」とし、「次への1歩につなげたい」と話した。
「目立つところに置いて欲しい」と話すと、「デスクにおいて、岡部麟ちゃんが好きとアピールして欲しい」といたずらっぽくほほ笑んだ。
自己採点は、100点満点で200点。「行ってみるとできていたではなく、全部自分がやりたいことを1から実現できた」とアピールした。
卒業後は生活が変わったという。「在籍した10年間は夢のようだった」とし、「当たり前だったことが急にがらっと変わって、加入する前のときの気持ちになって生活しています」と明かした。
だが「時間ができたので個展に行って、芸術のノウハウを学んだりする機会が増えた」とし、「AKB時代とは違う幸せな生活になっている。人生が色づいてきたなと」と話した。
「さみしいと思うことはあるけど、卒業のタイミングはベスト」と胸を張った。「劇場リニューアルを見て、みんなからキラキラを初めて浴びたけど、すてきなところにいたと感じられた」と、卒業したからこその感情を吐露した。
今後は「芸術に進みたい」とし、「作品を作って、いろんな方の話を聞いて勉強をしたい」。また、「今年は舞台もやらせてもらったけど、映像系やバラエティーなど、オールジャンルで頑張りたい」と意気込んだ。