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ALS闘病“ニャンちゅう”声優「気管切開してなければ天に召されてた」人工呼吸器装着から2年


声優の津久井教生が自身のブログで、ALSと診断され人工呼吸器をつけてから2年が経過したことを報告しました。彼は、気管切開手術を行い、人工呼吸器を選択したのは「生きることを選択した」と強調。ALSの進行を遅らせることを望んでいますが、病気との厳しい戦いも続いています。それでも彼は、視線入力技術の導入などにより現状を発信できることを喜び、「今後も可能性を追いかけていく」と前向きな姿勢を示しました。また、声優仲間の訃報に触れ、彼らと再会する時には笑顔でいたいと語ります。今後も周囲の支援を受けながら、自分の可能性を追求していく意向です。

津久井教生のブログから

NHK Eテレ「ニャンちゅう」シリーズのキャラクター、ニャンちゅうの声などで知られ、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断されて闘病している声優の津久井教生が11日までにブログを更新。人工呼吸器を装着して2年が経過し、思いをつづった。

津久井は「気管切開をして2年が経ちました」と報告。「カニューレを喉に装着して呼吸器のお世話になって呼吸困難を解消してもらったのです ALS(筋委縮性側索硬化症)に罹患してから3年目の事でした。気管切開をしていなければそこで天に召されていたのです」と振り返った。

気管切開手術を受けて人工呼吸器を装着することを選んだ当時、「妻の『生きればいいじゃん』と言う言葉に背中を押され 生きることを選択したのです」。自身の選択を「気管切開をして良かったです」と喜びつつ、「1番改善したいのは ALSの進行を遅くしたいし できれば止まってほしいです!でもALSは本当に手強いです…私の場合は全然スピードが緩まりません」と現状を説明。それでも「こうして皆さんに現状を発信できるのは嬉しいことの一つです!視線入力の導入は大きな進化でした。今後も可能性を追いかけていきます」と前向きな思いをつづった。

また、「この一年間は本当に声優仲間の訃報が多かったです」と言及。「私がALSに罹患した時に我が事のように心配してくれた仲間が… きっと見守ってくれていると思うのであちらで再会した時に笑顔で話せるように心がけたいです」と思いをつづり、「気管切開をして3年目に突入します!周りの皆さんの力を借りて自分の出来る事を追いかけていきたいと思います!今後もよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

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