フリーアナウンサーの小倉智昭さんが9日、都内の自宅で亡くなった。77歳だった。1999年(平11)4月から21年3月まで22年間、キャスターを務めた「とくダネ!」を放送した、フジテレビ「めざましテレビ」が10日、報じた。
番組冒頭、伊藤利尋アナウンサー(52)は「この訃報からお伝えしなくてはなりません」と切り出し、生田竜聖アナ(36)が小倉さんの訃報を伝えた。
伊藤アナは「私、『とくダネ!』でご一緒しまして、実は10月にも小倉さんのお宅にお邪魔して結構遅くまで話をして。遊びに来いよと言われたばかりだったので。本当にショックなんですが。『めざまし』の後の『とくダネ!』を22年間務めました」と悼んだ。
小倉さんは1947年(昭22)5月25日、秋田県生まれ。独協大卒業後、70年に東京12チャンネル(現テレビ東京)入社。故大橋巨泉さんの勧めで76年にフリーアナに。TBS系クイズ番組「世界まるごとHOWマッチ」の出題を担当し「1秒間に18文字の原稿を読める男」として知られて脚光を浴びる。99年から「情報プレゼンターとくダネ!」キャスター。高校時代は陸上部に所属。趣味はゴルフ。血液型B。