脚本家の北川悦吏子さんは6日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、同日、東京都内の自宅で死亡していたことが分かった中山美穂さんへの、思いをつづった。
「私が出逢った中で一番美しい女優さんだった。パリにも遊びに行った。エッフェル塔を見て駆け出したのんちゃん(まだ小さな私の娘)を、抱き上げてほっぺにキスしてた。タンゴもふたりで踊った。慶応にもお見舞いに来てくれた。日曜の真っ暗な待合室で、中山美穂がひとりで、病室から出てくる私を待っていた。『えっちゃん』って呼ぶ、あの声をもう聞けないのか。美咲とアオイをありがとう。美しい思い出しかない。泣き続けるよ」と、投稿した。
中山さんは、北川さんが脚本を担当したTBS系ドラマ「Love Story」(2001年)で主演の須藤美咲役を演じ、また、北川さんが監督と脚本を務めた映画「新しい靴を買わなくちゃ」(2012年)では、勅使河原アオイを演じている。
中山さんは6日、自宅の浴槽で倒れているところを関係者に発見された。正午過ぎに死亡が確認された。54歳。中山さんはこの日、大阪でクリスマス公演を行う予定だった。