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サンモニ識者が自民に苦言「過半数割れしたという頭が切り替えられていない」政治献金への対応で


TBS系「サンデーモーニング」で、松原耕二氏が自公政権の過半数割れによる企業・団体献金の見直しについて持論を展開しました。松原氏は、自民党がこれらの見直しに消極的であることを指摘し、政策活動費の廃止が不透明であるとも述べました。さらに、特定の政治家の収支報告書に不透明な支出があることを例に挙げ、政治資金の特別扱いに国民が憤慨しているとコメント。第3者機関の独立した強い権限が必要だと訴え、参議院選挙に向けてこの問題を注意深く見守る重要性を強調しました。

TBSテレビ本社外観(2020年5月29日撮影)

膳場貴子がキャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)が17日、生放送され、同局「報道1930」キャスター編集長の松原耕二氏が、自公政権の過半数割れによる企業・団体献金の見直しについて、持論を語った。

番組では、自民党が消極的な企業・団体献金の見直しについて多くの野党が禁止すべき、との意向を示しており、公明党や国民民主党の動向が鍵となることが紹介された。

松原氏は「自民党内の議論を見ていると、本当に自分たちが、与党が過半数割れしたということが、そこから頭が切り替えられていないじゃないか、という印象を持つんですね」と苦言を呈し「企業・団体献金(の見直し)も、どうもやる気がない。政策活動費も廃止すると言っているけど、本当に廃止するかは、実は方向は出ていない。しかも政策活動費の名前を変えて、別の名前にすれば生き残らせることもできるわけで、その抜け穴をどうするか、ということ」とコメントした。

さらに実例として「ある政治家の収支報告書の支出の部分を見ると、例えば『カニ代20万円』、食べるカニですよ。あと『商品券30万円』とか書いてあって、これ何のお金なの? しかもこれ、政治資金なの? 本当に。監査人も判断する権限が与えられてないので、雑ぱくに書いても通っているわけですよね」と紹介。「国民が今回一番怒っていたのは、自分たちは1円までチェックされて税金を払っているのに、何で政治家だけ特別扱いなんだ、ここに怒っていたわけですよね」と指摘し「そういう意味でも、第3者機関は作るんでしょうけど、そこに独立した強い権限を与えないと、おそらく何の意味もなくなってしまう。参議院選挙に向けて、こうしたこともちゃんと見ていく必要がある」と述べた。

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