政治ジャーナリスト田崎史郎氏(74)が12日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。国民民主党の玉木雄一郎代表が一部週刊誌のウェブ記事で報じられた「元グラビアアイドルとの不倫デート」に謝罪した件の政策への影響について言及した。
玉木氏が掲げる「103万円の壁の撤廃」について、田崎氏は「より強硬姿勢になる」と指摘した。「党内で妥協的だったのは玉木さん。他の幹部の方はできるだけ引き上げようとしていた。その中で玉木さんは柔軟姿勢を示していたのが、これで示せなくなって、より強く出なければいけなくなり、対応が変わるだろうと思う」と説明した。
「自民党はある程度『103万円の壁の撤廃』はやらなければならないと思っている。財源問題もあるので、どこかで折り合わないといけないと思っている。その地点がどこかはまだ見えないですが、130万円かなという声が聞こえてくる状況。まだまだこれから交渉が続く」とした。
また、「今回の問題について、自民党からも野党からも批判が出てこない。それだけ国民民主党の立場は今強い。国会の中でキャスチングボートを握っていますから、両方から誘われる感じです」と推測した。
玉木氏をめぐっては「FLASH」のウェブ記事で、元グラドルで玉木氏の地元香川の「高松市観光大使」を務めるタレント小泉みゆき(39)との不倫が報じられた。小泉名義のSNSはこの日までにアカウントが削除されている。玉木氏は国会内で開かれた同党の両院議員総会でもあいさつし、この件を謝罪した。