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64歳女優、百田尚樹氏「30超えたら子宮摘出」発言「冗談でも恐怖、少子化は女性のせいだと」


女優の東ちづるは、日本保守党代表の百田尚樹の「30歳を超えたら子宮摘出」の発言に対し、「冗談でも恐怖しかない」とX(旧ツイッター)で反論した。百田氏は少子化対策としての冗談としつつも、発言がネットで炎上し謝罪した。東はこの発言を批判し、「少子化は女性だけの責任ではない」「女性は国のための繁殖を担う存在ではない」と主張。さらに「結婚や子どもを産む前に安定した雇用や収入が重要であり、経済政策の見直しが必要」と述べ、多くのユーザーから支持を得た。

百田尚樹氏(2013年12月撮影)

女優東ちづる(64)が11日までにX(旧ツイッター)を更新。日本保守党の代表で作家の百田尚樹氏(68)による「30(歳)超えたら子宮摘出する」発言について言及した。

百田氏は8日のYouTubeチャンネル「ニュースあさ8時!」内で少子化対策を巡って「小説のSFと考えてくださいよ」と前置きしながら「25歳を超えて結婚独身の場合は生涯結婚できない法律にするとか」「30(歳)超えたら子宮摘出するとか」などとコメント。発言の一部がネット上で拡散され炎上し、百田氏が謝罪していた。

東は「30歳までに子どもを産まなかったなら生殖能力を奪おうという発想には、冗談でも恐怖しかない」とした上で「これまでも脅し文句で問題を解決してきたのだろうか」と投げかけた。

続けて「それに、少子化は女性のせいだと本気で思っているのだろうか。女性だけでは妊娠できないし、雇用や収入が安定しないから子どもを産み育てる自信がない」とつづった。

別の投稿では「若い人たちも多いし。そうした社会問題を知ることって難しくないはず。人権というものも。女性は国のための繁殖を担う存在ではありません」と締めくくった。

東の一連の投稿に対し「雇用や収入が安定しないのは、相手型の男性も同じなので、経済政策や税制度を見直して、国民の収入を上げない限り、結婚観、人生観を見通せなくて慎重になるのは因果応報ですよね。また自分の、自分の将来のため大学や学びを終えて就職したとこで、20代のうちに産むって発想にはならないです」「冗談だと言っていますが、そういうことを冗談でいう人は、良識から見ると異常です」「臆面もなくこういうバカなことを言えてしまうなんて、いったい世の中の何を見ているのやら。政治家なら出生率が上がるような政策を提言・実施してみな。おとといきやがれ、である」などと書き込まれていた。

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