元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏(47)が9日放送のカンテレ「ドっとコネクト」(土曜午前11時20分)に出演。ダウンタウン松本人志(61)が、「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられ、名誉毀損(きそん)されたとして発行元の文藝春秋らに5億5000万円の損害賠償などを求めていた訴訟が終結したことについて意見を述べた。
フリーアナウンサーの山本浩之(62)は、「本人の10カ月前の感情でいえば、(提訴は)致し方ない部分もある」としつつ、「(強要が)なかったことの証明ってなかなか難しいなと思います。いつまでも時間がたつだけですから、(終結は)これでよかったかなと思います」と語った。
堀氏は、「当事者間で話の決着をつけたということで、一般社会としては、事実が何だったのかは、なかなか知ることは出来ませんよね」とし、時代に合わせたコミュニケーションやジェンダー問題、男女間の同意などについて「今までいい方法はなかなかよく分からなかったけど、小さい頃からそういう教育をしなきゃいけないよね、とか。これだけ多くの関係者が集まったわけですから、何か生かす方向に向けられればいいな」と話した。
さらに、以前に松本と共演した際に、松本が「芸能人は2回売れなきゃいけない」と話していたことを明かし、「『1回目は成功した、でもその後に谷がくる。その時にもう1回、自分が何をするかというのが問われるんだ』というのを後輩の方にもおっしゃっていて。僕はダウンタウンがやってきたことは本当に大きな功績があると思うので、そういうことも含めて、何を松本さんが発信するのかということに注目したい」とも述べる。
また、松本と親しかった後輩芸人らの活動休止状態が続いていることにも触れ、「その方々はどうするのか」と今後について思いをめぐらせ、被害を訴えていた女性についても、「女性の方々の思いは絶対に、社会として消費してはいけないということは刻んでおかないといけない」と指摘していた。