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野口健氏、後輩登山家の登頂報告に安堵と祝福「よくぞ、やってくれた」


アルピニストの野口健氏は、ヒマラヤ山脈「パンドラ山」の東壁未踏ルートの登頂および下山に成功した山岳ライター大石明弘氏(51)とそのチームを祝福した。野口氏はX(旧ツイッター)で、大石氏からの無事な帰還の知らせに安堵の意を表し、「やっと『。』をつけることができました」と心境を語った。大石氏は、過去に遭難で亡くなった自身の師・谷口けいさんの夢を継ぐ形でこの挑戦に臨んでいた。野口氏は谷口さんが達成できなかった目標を大石氏が成し遂げたことに大いに称賛の意を示し、「実によかった。おめでとう!!!」とメッセージを送った。

野口健氏(2023年撮影)

アルピニスト野口健氏(51)が、6日までにX(旧ツイッター)を更新。ヒマラヤ山脈「パンドラ山」(標高6850メートル)の東壁に挑戦していた登山家で山岳ライターの大石明弘氏から無事に登頂及び下山したとの報告を受け、祝福した。

野口氏は「ヒマラヤのパンドラの未踏ルートに挑戦していた大石明弘さん達、3人がやってくれました!!!無事に登頂し下山したとの知らせ。メールが届きました」と報告。これまでに多くの登山仲間を失ってきただけに、大学時代の山岳部の後輩でもある大石氏の身を案じていたが、「やっと『。』をつけることができました。ギリギリでしたがやりました」と安堵(あんど)した。

大石氏は、15年12月に登山中の遭難により43歳の若さで亡くなった世界的な登山家で、自身が師と仰いだ谷口けいさんの思いを継いで氷壁に挑戦した。

野口氏は「谷口けいさんがなし得なかった目標を大石がやってくれた。よくぞ、やってくれた。初めて、待つ人間の気持ちがよく分かりました。これは、大変なものです」と称え、「とにかくよかった。実によかった。おめでとう!!!そしてお疲れ様でした。それにしても、やったな」とメッセージをつづった。

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