水谷豊(72)主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒season23」(水曜午後9時)の第4話が6日に放送され、平均世帯視聴率が10・4%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・7%だった。
水谷演じる杉下右京と寺脇康文(62)演じる亀山薫の黄金コンビも3シーズン目に突入。通算10シーズン目となるアニバーサリーイヤーは、警視庁創立150周年でもある。常に“時代”を描いてきたが、水谷は新シーズンを「今、誰もがひんしゅくを買うことを怖がって萎縮しているような社会になってきた気がするのですが、『相棒』はひんしゅくを買うことを恐れずに、これからも挑んでいく。新シーズンでも“相棒ワールド”はますます進化していきます」と宣言した。
◆第4話のあらすじ
廃虚ビルで2人の遺体が発見される。1人はビルの管理を委託されている高齢男性。死因は心不全と思われた。もう1人は、複数の前科がある加納(山口馬木也)という中年男性で、死因は絞殺。
警察は仲間割れか、口封じの線で捜査を始めるが、現場の状況が奇妙で、加納の背中や周囲の床には、発光するキノコが生えていた。その光景に興味津々の右京は、薫とともに動き始める。問題のキノコはネットにも図鑑にも載っていない珍しいもの。2人は手掛かりを求め、キノコ研究の第一人者や環境保護専門の科学者を訪ね歩く。
話を聞くと、そのキノコは莫大(ばくだい)な利益を生む可能性を秘めた、世界が注目する幻の品種であることが判明。さらに捜査を進めると、加納が環境保護団体を立ち上げていたことが判明。電話番の相場(中尾暢樹)が言うには、加納には表と裏の顔があったらしい。
変死した男性に見え隠れする“2つの顔”。背景には世界を変える新種キノコの存在。右京の好奇心が恐るべき陰謀をあぶり出す。