中村勘九郎(43)中村七之助(41)らによる「明治座 十一月花形歌舞伎」が2日、初日を迎えた。
20年3月に同劇場で興行を予定していたが、新型コロナウイルス拡大の影響で全公演中止になってしまったため、2人は8年ぶりの明治座出演となった。
昼の部「一本刀土俵入」、夜の部「鎌倉三代記 絹川村閑居の場」に出演する勘九郎は「踊りあり、時代物あり、世話物あり、新歌舞伎ありと昼の部、夜の部共に歌舞伎初心者の方もまたご愛顧くださる皆さまにも楽しんでいただけて、1日で歌舞伎を見たと言えるような演目が並んでおります。花形一同力を合わせて、少しでもお客さまに楽しんでいただけるように舞台を作っていきますので、ぜひ劇場にお足をお運びいただけたら幸いです。劇場でお待ちしております」とコメント。
「一本刀-」、夜の部「お染の七役」に出演する七之助は「昼夜ともに歌舞伎の魅力を存分に楽しめる演目立てになっておりますし、明治座の周りは芝居街の雰囲気が残っており劇場に通うのも楽しいんですよね。公園があったと思ったら、老舗があって、新しいカフェがあって、そして舞台を見て、とお客さまには1日を通して芝居街を、そして明治座を楽しんでいただければなと思っております」と話している。
昼の部はほか「菅原伝授手習鑑 車引」「藤娘」。26日まで。