国民民主党の玉木雄一郎代表は1日、テレビ東京系経済番組「WBS」に出演し、自公の組む与党入りをあらためて否定した。
進行の大江麻理子キャスターに「今日はですね、スタジオに国民民主党の玉木雄一郎代表をお迎えしました」と紹介されると、「最近、各テレビ局に引っ張りだこで…お忙しいですが、よろしくお願いします」と呼びかけられ照れ笑い。玉木氏は「そんなことないです」と笑顔で謙遜しながら「よろしくお願いします」とあいさつした。
大江キャスターからは「政策実現させていきたい、と考えていきますと与党入りするのが近道なのではないか、という気がするんですが、その与党入りは否定していますよね」と聞かれると、玉木氏は「私たちが欲しいのはポストではなくて、選挙で訴えた国民のための政策実現。これが欲しいので、そこにしっかり、こだわっていきたいと思っています」とあらためて主張した。
続けて「どうしても与党入りすると、自分たちが合致しないものでも全部合意しなきゃいけなくなるので、我々は、政策ごとに、一致するところは、他の野党の皆さんでも協力するところはしていきたいし、与党に対しては税制改正などしっかり求めていきたい」と熱弁。大江キャスターに「是々非々で、ということになるんでしょうね」と確認され、「はい」と即答した。
その後も所得税が課税されるボーダーのいわゆる「103万円の壁」などについて持論を展開。国民民主党が公約とした「178万円」を実施した場合、7~8兆円の税収減が見込まれるとの政府試算が示されると、「7~8兆円は多すぎると思う。これは財務省とも協議したい」と意見しながら、衆院選で主張した「手取りを増やす」政策を説明した。