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菅田将暉、釣ってさばく釣り好きの主人公を演じ「本当においしくて撮影中に7キロ太りました」


菅田将暉が主演する映画「サンセット・サンライズ」が東京国際映画祭で上映され、菅田は観客からの質問に応じた。映画は宮城県・南三陸を舞台に、釣り好きのサラリーマン西尾晋作が新型コロナウイルスの影響でリモートワークを機に地方移住を始めるストーリー。菅田は映画の中で地元の特産品「メカジキのハーモニカ」や「モウカの星」を絶賛し、自宅でも通販で購入するほど気に入ったという。また、彼は役作りのために魚をさばくトレーニングを行い、その経験を通じて釣りと料理の楽しさを語った。映画はコロナ禍での新しいライフスタイルに注目し、地域の人々との交流を通じて新たな人生を見つける姿を描いている。

東京国際映画祭で上映された主演映画「サンセット・サンライズ」質疑応答に登壇した菅田将暉(撮影・村上幸将)

菅田将暉(31)が2日、都内で開催中の東京国際映画祭ガラ・セレクションに出品された主演映画「サンセット・サンライズ」(岸善幸監督、25年1月17日公開)質疑応答で観客の質問に応じた。釣ってさばく釣り好きの主人公を演じ「本当においしくて撮影中に7キロ、太りました」と明かした。

「サンセット・サンライズ」は、楡周平氏の原作を宮藤官九郎が脚本を手がけた。菅田は劇中で、大好きな釣りが楽しめる宮城県・南三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタートした西尾晋作を演じた。観客から「飯がおいしそう。何がおいしかった?」と質問が出た。岸善幸監督は「食事のシーンが多く、ロケハンで気仙沼方面で食べた。せっかくなら地元のものが良いと、自分がおいしいと思い、菅田さんにおいしいと思ってもらえるものを選んだ」と語った。

菅田は東京国際映画祭の初参加で「初めてです。初めてお世話になります。見ていただけて、うれしい」とあいさつ。その上で、メカジキの背びれ部分から取れる希少部位「ハーモニカ」と、ネズミザメの心臓を生で食べる「モウカの星」が特においしかったと絶賛。「メカジキのお肉を焼いて煮たハーモニカ…お肉のようなお魚で、いまだに通販で買って食べている。通販が好きなんで」と笑みを浮かべた。

劇中で、魚をさばくためにトレーニングしたという。菅田は「アジからやって…ノドグロ、さばきやすかった。みんなで釣りしたヤツをさあいて練習させてもらった。釣りをやったら1、2日、あっという間に過ぎる。人生が終わると思ったので、さばくことをしている」と笑った。

◆「サンセット・サンライズ」 新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた20年。リモートワークを機に東京の大企業に勤める釣り好きの西尾晋作(菅田将暉)は、4LDK、家賃6万円の神物件に一目惚れ。何より海が近くて大好きな釣りが楽しめる宮城県・南三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタート。仕事の合間には海へ通って釣り三昧の日々を過ごすが、東京から来た〈よそ者〉の晋作に、町の人たちは気が気でない。一癖も二癖もある地元民の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの人生が待っていた。

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