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舞台から銀幕へ 中村橋之助初出演にして初主演作のコメントを発表


映画「シンペイ~歌こそすべて」で初出演初主演する中村橋之助の場面シーン

歌舞伎役者中村橋之助(28)が12日、初出演にして初主演となる映画「シンペイ~歌こそすべて」(神山征二郎監督)について、コメントを発表した。

同作は、大正~昭和の激動の時代を生きながら「船頭小唄」「シャボン玉」「カチューシャの唄」など数々の名作を残した作曲家中山晋平さんの生涯の軌跡を、その音楽とともにたどっている。

「映画初出演、初主演という機会をいただきました」と切り出した。「時代は変われど、必ず皆さんが一度は耳にした事のある多くの楽曲を世に出された中山晋平さんの65年の生涯を、私1人で演じさせていただいております」と説明し、「神山監督の思いを名だたる共演者の皆さまとともに形にしました。手前みそな言い方ですが、とても良い作品ができあがりました!」と自負している。

また、「幼少期から亡くなられるまで描かれるこの作品。皆さんおひとりおひとりの“今”と晋平さんの“その時”を重ねて、映画館で感じながらご覧になっていただきたいと願っております!」と続け、「ひとりでも多くの方に映画館の座席で、その空気の中で感じていただけたらうれしいです!」とアピールした。

さらに、「私と皆さまが映画館で会えるのはこれが初めてです!」とし、「普段劇場でお会いしている皆さまにもぜひ、映画館でお会いしたいと思います! 映画館でお待ちしております!」とメッセージを送った。

併せて11月22日に長野県での先行ロードショー、25年1月10日の公開も発表した。

撮影は23年9月から24年4月まで、中山ゆかりの長野県内(上田市、長野市、須坂市、松本市、中野市、佐久市など)を中心に岐阜、静岡、東京で行った。明治、大正、昭和の東京、長野を再現し、四季折々の自然や雄大な山々も切り取っている。

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