パリオリンピック（五輪）の閉幕式で引き継がれた五輪旗が12日、ロサンゼルスのバス市長や選手団とともに米ロサンゼルス空港に到着した。
しかし、閉会式でスタジアムの屋上から降下して登場した俳優トム・クルーズ（62）が会場からバイクと飛行機でハリウッドまで運んだはずの旗が、1日遅れでロサンゼルスにやってきたことに、ネットでは“ツッコミ”の声が上がっている。
五輪公式X（旧ツイッター）が、「五輪旗がパリからロサンゼルスに向かう機内にある」とつづり、機内に飾られた五輪旗の写真を投稿。ネットでは「トム・クルーズが昨日運んだと思ったけど。あれは偽物だったの？」「トム・クルーズはロサンゼルスに5分以内で到着しなかったってこと？私たちはだまされた」「トム・クルーズがパラシュートで降下して運んだのではないの？」など、閉会式の演出は何だったのかとツッコむ声が多く寄せられている。
大会のロゴがデザインされた旅客機でパリから五輪旗が到着すると、バス市長が旗を手に機内から姿を現し、選手や大会関係者らがそれに続いて登場。カリフォルニア州のニューサム州時事が出迎え、セレモニーが行われた。その後は選手たちも旗を手にそれぞれ、記念撮影する姿もあった。1932年と1984年に次ぐ44年ぶり3度目となる2028年大会に向けて、早くもロサンゼルスは盛り上がりを見せている。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）
