5人組女性アイドルグループ、マジカル・パンチラインが勢いに乗っている。12月7日～8日にシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで行われる「シンガポール コミック コン2024」出演決定を7日に発表。来年1月からは結成9周年全国ツアーも控える。メンバー入れ替わりや苦悩の時期を乗り越え、再び輝きを増しつつある5人に今の心境を聞いた。
唯一の初期メンバーでプロデューサー兼任のリーダー沖口優奈（26）は現体制初の海外イベント出演に「日本を飛び出してみなさんを音楽の力で笑顔にできるグループになりたいと思っていました」と喜び「現メンバーは海外との親和性もあると思いますし、どう楽しませられるのかチャレンジしたい」と力を込めた。
16年の結成以降、計5人の同期らの卒業を見送ってきた。一時は存続も危ぶまれたが「マジカル・パンチラインでやりたい」と事務所に訴え、残留した19年加入の吉澤悠華（21）らと支え合い、21年の益田珠希（20）山本花奈（18）宇佐美空来（16）の加入を機に新体制に。平均165・4センチの高身長グループで、パワフルかつかわいいパフォーマンスを売りとしている。
6月には現体制再収録曲などが入った2年ぶりのアルバム「MAGiCAL BOX」を発売、8月18日には音楽フェス「SUMMER SONIC2024」にも出演する。衣装デザインなどを担う吉澤は「毎回メンバーの個性が出るデザインを心がけています。楽しく活動できていますし、グループのことをこれからもっと広めていけたら」と意気込んだ。【松尾幸之介】
