女優川栄李奈（29）が24日から、舞台「千と千尋の神隠し」ロンドン公演に出演する。初上陸となるロンドンの地に胸を躍らせ、千尋役として躍動する。
川栄はロンドンで全21公演に出演する。自身初のロンドンだといい「劇場がたくさんあってさまざまな公演が毎日行われているので、街を歩いているだけでも楽しいです。たくさん観劇して海外の俳優さんのお芝居を吸収したいです」。
22年の初演から千尋役を務める橋本環奈、上白石萌音に加え、今回の再演から参加の川栄、福地桃子の4人が千尋を演じる。今年3月に東京・帝国劇場で開幕。国内ツアー（6月終了）と平行し、4月からロンドンで約4カ月のロングラン公演を行っている。
上演されるロンドン・コロシアムは約2300人収容で、演劇の本場ウエストエンドでも最大級の劇場。「私の人生の中でウエストエンドの舞台に立てる日が来るとは思ってもいなかった」とし、「歴史ある劇場の空気感を感じながら、今自分がここに立っていると思うと、今日までお芝居を続けてきて良かったな、という気持ちになります」と喜んだ。
また、現地のスタッフとも交流し「みなさんとても優しくて積極的にコミュニケーションをとってくださったり、ニコッと笑いかけてくださります。楽しみながらリラックスして本番を迎えられる気がしています」とコメントした。
6月には国内ツアーを終え「キャストのみんなと一緒にいる期間が長ければ長いほど結束力が生まれ、絆が深まり、舞台上では目を見ただけで相手の思いを感じとることができた」と回想。「こんなに長期間同じ舞台をやる経験が今まであまりなかった私にとって、たくさんの学びがありました」と手応えを感じている。
自身のロンドン公演初日に向け「1公演1公演大切に演じていきたいなと思います。日本の素晴らしい作品をお届けするんだ！という強い気持ちで、私も役者として精いっぱい務めていきたいです」と意気込んだ。
