テレビ界のアカデミー賞と言われるエミー賞のノミネーションが17日に発表され、俳優真田広之(63)主演で戦国時代の日本を舞台にしたドラマ「SHOGUN 将軍」が最多22部門、25ノミネートを果たした。
「SHOGUN 将軍」がノミネートされたのはドラマ部門で、作品賞のほか、真田は主演男優賞、浅野忠信と平岳大が助演男優賞、アン・サワイが主演女優賞部門で候補入り。真田はプロデュサーも兼任しており、監督賞や脚本賞、美術などでも候補入りしている。
ハリウッドで活躍する真田や浅野がプライムタイム・エミー賞で候補入りするのはこれが初めて。
ジェームズ・クラベル氏によるベストセラー小説が原作で、ハリウッドのスタッフらによって制作されているが、日本を忠実に描いているとして高い評価を受けていた。
同部門の作品賞には他に、エリザベス女王の治世を描いた「ザ・クラウン」や女優ジェニファー・アニストンとリース・ウィザースプーンが共演する朝の情報番組を舞台にした「ザ・モーニングショー」などが候補入りしている。
また、コメディー部門では「一流シェフのファミリーレストラン」が23ノミネートを果たしている。
授賞式は9月15日にロサンゼルスのピーコックシアターで行われる。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)