指原莉乃(31)がプロデュースする12人組アイドルグループ、≠ME(通称ノイミー)が15日、横浜アリーナで、全国ツアー「やっと、同じクラス」のファイナルとなる昼夜2公演を行った。
メンバーの出身地を回る公演を4月29日の東京でスタートさせ、この日まで8都市で15公演を開催してきた。
学校のチャイムが「♪キンコンカンコ~ン」と鳴った後で「偶然シンフォニー」でステージの幕を開けた。ファンは総立ちで手に持った応援グッズを振りながら大声援。メンバーは「横浜アリーナ~」と呼びかけて熱いエールに応えた。ステージを前方だけでなくセンターと後方にも設置。360度全方向にいるファンに歌とパフォーマンスを届けて会場の一体感を何度も盛り上げた。
ご当地・神奈川出身はリーダー蟹沢萌子(24)と櫻井もも(20)の2人。昼公演では蟹沢が坂道AKBの「誰のことを一番 愛してる?」を激しいダンスとともに披露。「凱旋(がいせん)ツアーということで新しい色に挑戦したかった。これからも≠MEを通じていろんな楽曲を歌っていきます」。夜公演では櫻井が姉貴分の=LOVEの「この空がトリガー」をそれぞれソロ歌唱した。
中盤の「天使は何処へ」では、火炎がステージ周辺に何本も上がり、冨田菜々風(23)がフライングで華麗に宙を舞った。
8月28日発売の新曲は、これまでタイトル名を発表していなかったが「夏が来たから」だと発表。「うぉ~」とどよめきが会場を包み、興奮が覚めやらない中で初歌唱。冨田は「エモーショナルな夏のラブソングです。ぜひたくさん聞いて欲しい」と呼びかけた。
夜公演では追加公演を発表した。「修学旅行、同じ班がいいな。」のタイトルで11月9日に沖縄、11月23日に千葉で開催する。
約2時間半で27曲を披露し、昼夜で約2万人を魅了してツアーの幕を閉じた。蟹沢は「これからも、夏も秋もその先も一緒に過ごすことを楽しみにしています」とファンとの再会を願った。