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闘病中のセリーヌ・ディオン パリ五輪開会式でステージ復帰?英サン紙報じる


セリーヌ・ディオン(2008年8月撮影)

米映画「タイタニック」(97年)の主題歌などで知られ、神経系の疾患スティッフパーソン症候群を患って闘病している歌手セリーヌ・ディオン(56)が、7月26日に開幕するパリオリンピック(五輪)でステージ復帰する可能性が浮上していることが分かった。

英サン紙が関係者の話として報じたもので、組織委員会から開会式でのパフォーマンスを正式オファーされているという。もし、実現すれば健康問題によって活動を休止して以降初のステージとなる。

ディオンは22年にまだ治療方法が確立していない難病を患っていることを公表し、世界ツアーを中止。治療に専念している。今年に入ってグラミー賞授賞式にサプライズ登場してプレゼンテーターを務めたほか、このほど闘病生活を追ったドキュメンタリー「アイ・アム・セリーヌ・ディオン~病との闘いの中で~」の上映会にも出席し、10分間に及ぶ感動的なスピーチをしていた。また、ラスベガスでの定期公演への復帰のうわさも出ている。

情報筋は同紙に、ディオンはステージに復帰したいと公言しており、パリはそのための絶好の機会になるだろうと述べている。オファーを受けたのは今年はじめで、開会式はフルショーではなく、1曲のみを披露する予定だという。

ディオンは上映会で集まった観客に向け「またすぐにお会いできることを願っています」と話しており、関係者は「大きな飛躍を遂げ、毎日強くなっていますが、まだ危機を脱したわけではありません。誰もが実現することを祈っています。素晴らしい瞬間になるでしょう」と語っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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