女優森カンナ（36）がこのほど取材に応じ、連続ドラマ初主演作の、MBS制作「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」（7月4日開始、木曜深夜0時59分）放送開始を前に見どころなどを語った。
人気漫画原作で、オフィスを舞台としたガーズラブ（GL）のコメディー物語。日向坂46加藤史帆（26）とのダブル主演で、加藤演じる“絶対に諦めない後輩”に猛アタックされる“絶対に落とされない先輩”役を熱演する。昨今ボーイズラブもののドラマなどは多いが、今回はGLで「私もあんまり見たことがないので見たかったなとも思っています。新しい風を吹かせられたら」と意気込んだ。
タッグを組む加藤については「もちろん知っていましたよ」といい「かわいらしくて、見た時に（役の）彩香ちゃんだと思いました。ふわふわガールだなと思ったんですけど、口を開けば節々に垣間見える変わり者感があって、楽しみになりました」と語った。
2人の絡みについては「ドキドキするようなシーン、ありますよ」と明かし「加藤さんのファンの方はすごくドキドキするんじゃないでしょうか。結構序盤からありますね。お楽しみに」と笑った。
森の演じる弘子先輩は、過去のトラウマから女好きであることを隠しており、今回も加藤演じる彩香からの猛アプローチに耐えながら“絶対に落とされない先輩”を演じるという役どころ。本心を隠した2人掛け合いが、面白さを生み出す部分でもある。自身も「忍耐強さはある方ですよ」と語り、男性も含めた森の攻略法を聞くと「おいしいご飯に連れて行ってくれたら良いですね。汚いお店でもいいんです。おいしいところに。シンプルです」と明かした。
一方で、実は中学生の頃に後輩の女子生徒から告白された経験もある。「『好きです』と言われて。本当に後輩の子で。普通に『ありがとう』と返して。あんまり相手に深掘りしていないので、どういう思いだったのかはわからないですけどね」。自身の学生時代は「かわいらしい感じではなかったかな。牛乳じゃんけんに出て行くようなタイプなので。そもそも身長（168センチ）もあって、どの男子よりも大きかったですし」とも明かし「男子からの猛アプローチをいなしたことがたくさんあるって言いたいですけど、ございません（笑い）。あると言いたい！」としみじみと口にした。
08年に役者デビューし、コツコツと積み上げた先にやってきた大役だ。最近はスタッフらも含め「みんなでひとつのものを作っている過程が楽しくなってきています」と語り「この役だったらこういうこと言うかなとか、そうした話し合いをしたり。若い頃は『やらなきゃ』と思って自分に必死でしたけど、年齢を重ねるごとに楽しくなってきています。いろんな意見を聞いて、周囲にも頼っていこう！ という感じです」。
年女で、22日に36歳を迎えた。「厄年でもあるんです。なので、今年はとにかく健康に楽しかった、最高な年だったなと思って締められたらいいですね」。
“森先輩”として加藤らをけん引しながら、思い出の作品とともに2024年を駆け抜ける。【松尾幸之介】
