サザンオールスターズがデビュー記念日の25日、9年ぶり16枚目のオリジナルアルバムを今冬に発売することを発表した。
同日配信スタートの新曲「恋のブギウギナイト」などが収録予定。9月には茨城・ひたちなか市で開催の「ROCK IN JAPAN 2024 in HITACHINAKA」に大トリで出演することも発表された。酷暑を考慮し、サザンオールスターズとしての最後の夏フェス出演となる。
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昨年のデビュー45周年は、茅ケ崎ライブや、3カ月連続の配信リリースなど精力的に活動したサザンオールスターズだが、今年も歩みをゆるめることがないようだ。今年3月に発売されたBD／DVD「DOCUMENTARY FILM『茅ケ崎ライブのすべて』」を締めくくっていたレコーディング風景が、新アルバムへの序章だった。
桑田佳祐（68）は「昨年冬よりスタジオに通い詰めておりまして、9年ぶり16作目のオリジナルアルバムを年内にリリースするべく鋭意制作中であります！！」と宣言した。さらに「音楽の聴かれ方も目まぐるしく変わってまいりましたが、我々のやるべきことは常に『新曲を作り、届けること』。やはり、これに尽きるのではないでしょうか」と、創作への思いをコメントした。
長い時間と労力がかかるオリジナルアルバムだが、桑田は「メンバー全員腹をくくり」「今のサザンに出せるすべてをもって、全身全霊で」取り組むとしている。前回のアルバム発売は15年3月の「葡萄」。桑田は「お待たせしました。いや、お待たせしすぎたのかもしれません」と話しているが、アルバム制作スタイルを変えることなく続けてきたことを表している。
また、デビュー記念日に9カ月ぶりの新曲「恋のブギウギナイト」が配信スタートした。懐かしさと新しさがミックスしたダンスナンバーは、宮藤官九郎氏が脚本を手がけ、小池栄子と仲野太賀がダブル主演するフジテレビ系「新宿野戦病院」（7月3日開始、水曜午後10時）の主題歌にも決まっている。23日にTOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」（土曜午後11時）でオンエアされ、桑田は、作品の台本を読んだことなども話した。
新アルバム収録曲は未定だが、関係者によると「恋の－」のほか、特設サイトのティザー映像で一部流れる未発表曲も含まれるという。
さまざまな発表を受け、展覧会「いわゆる『サザン』について展」が25日正午から30日まで、東京・渋谷で開催される。
