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【Dリーグ】RAPTURES「タヌキの恩返し」!?


1組目から作品を披露。基本形から立体的になった

プロダンス「D.LEAGUE」のSEPTENI RAPTURESのTANUKIが母校ダンス部へ恩返しした。

18日、チームと化粧品ブランド「KATE」が共同して実施する「KATE DANCE CAMP」が埼玉・所沢市内で行われた。

ダンスとメーキャップに共通する「自己表現」をテーマに、ダンスとメーク技術をレッスンするワークショップで、今回参加したのはTANUKIの後輩でもある所沢高のダンス部41人。RAPTURESからはTANUKI、リーダーのITTON、AYUMI、AMI、NENEがダンスコーチを務めた。

最初にTANUKIが基本になる振り付けを全員にレッスン。マスターしたところでRAPTURESの5人がそれぞれ担当する5組に分かれた。この組分けは事前アンケートで性格や考え方の傾向によって決めたもので、各チームの“個性”を生かして、基本の振り付けを進化させた作品づくりに取り組んだ。

RAPTURESのメンバーも相談されればアドバイスするが、基本的には各チームの自主性に任せる場面が多かった。それでも、求められたアドバイスに答えたり、励ましの声をかけると、部員たちはハイテンションに。次第に作品が形になってきた。

すると、場所を変え、メーク講座に。舞台映えのする目元のメークが指導された。これも事前アンケートにより、各チームの特性と各自の好みがリサーチされており、4つに仕切られたパレットには、それぞれの部員が求めるだろう色のアイシャドーが用意されていた。

最初は遠慮気味だった部員たちも、KATEのスタッフのアドバイスにより、メークを進めた。初めてメークする男子部員も多かったが、約50分後にはダンサーらしい、キリリとした目元に生まれ変わっていた。

メークが終われば、各チームがそれぞれ作品を披露。同じ音楽で同じ振り付けなのの、まったくエッセンスが違う作品が5つ誕生。最後は全員でRAPTURESのシグネチャームーブを踊り、約3時間のキャンプを終えた。

2年生の部員は「プロの人と踊れる機会はめったにないこともうれしかったですが、自分の中で気づきがありました。同じ曲でも、決まった形ではなく、自分の好きなダンスを作っていけばいいんですね」と感想を話した。

指導を終えたAYUMIは「ダンスはとにかく楽しんでもらいたい。長くダンスして欲しいし、いくつになってもダンスは楽しめるので」。AMIは「同じ音楽でも、自分の感じ方で、ダンスは変わることを知ってもらえてよかった。言葉がなくてもダンスなら通じることがありますから」。NENEは「いろんなことに取り組んで、高校時代に壁にぶつかって欲しいですね。そこで生まれる向上心が自分を成長させてくれます」。ITTONは「情熱を持ってダンスに取り組んでもらいたい。情熱があればもっとやれるはず。自由な表現力を高校時代にもっともっと伸ばして欲しい」とエールを送った。

そして、誰より感慨深かったのがTANUKIなのは間違いない。制服もなく、髪形の制約もない、自由な校風を思い出しながら「うちの高校は『自主自立』の精神なんです。僕も大好きな学校でしたが、後輩たちが受け継いでくれていてうれしい」。

開始前は強かった雨はやみ、西の空が赤く染まるころ「TANUKIの恩返し」は無事に終了した。【特別編集委員・久我悟】

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