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桂ざこばさん、苦手な即興落語に四苦八苦「悔しい」 桂南光が思い出明かす


桂南光(2021年1月撮影)

落語家桂南光(72)が、15日放送の読売テレビ「あさパラS」(土曜午前9時25分=関西ローカル)に出演。12日にぜんそくのため76歳で亡くなった桂ざこばさんの思い出を語った。

古典落語を得意としたざこばさんは、自費で大阪市内に落語寄席「動楽亭」を開設し、一門に限らずに安価で広く門戸を開くなど、上方落語への真摯(しんし)な姿勢で知られた。

そんなざこばさんが、落語ファン以外からも親しまれたのが、1992年から98年まで放送されたABCテレビ「ざこば・鶴瓶のらくごのご」だった。

ざこばさんと笑福亭鶴瓶(72)が、観客から寄せられた中から3つのお題を選び、即興で落語を作る「三題噺」を披露するという内容で、即興落語を得意とする鶴瓶に対し、悩みに悩んだざこばさんが「できない」と音を上げる様子も人気を博していた。

南光は「でも実際は、すごい嫌やったらしいですよ、できないことが」と明かす。ざこばさんが四苦八苦する様子は番組の名物となっていたが、ざこばさん自身は「これを落語と思われるのが、俺は悔しい」と話していたという。

落語に真正面から向かい合ったざこばさんについて、とくに南光が印象的なエピソードとして、古典落語の演目「天災」を上方版に書き換えたものを、落語作家がざこばさんの元に持ってきた際のことを振り返る。

「(ざこばさんが台本を)楽屋でバーっと見て、『これ、ようできてまんな』って言うて、その後すぐ舞台でやりはった。それがめっちゃ面白くて、『天才でんな』って言ったら、『だいたいあらすじ分かってたからな。俺、だいたいあらすじでやってるんや、普段から』って。そんな才能もある人でしたよ」と話し、その天才的な才能を惜しんでいた。

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