ぜんそくのため、12日に76歳で亡くなった落語家桂ざこばさん(本名・関口弘)の葬儀・告別式が14日、大阪・吹田の公益社千里会館でしめやかに営まれた。
喪主は次女のまいが務め、告別式には親族やざこば一門の弟子と孫弟子11人、桂南光、桂米団治ら米朝事務所所属の落語家ら約30人が参列。関係者によると、筆頭弟子の桂塩鯛が「50年以上の付き合いでいろんなことをさせていただいた。我々のような訳のわからん者を弟子にとっていただきありがとうございました」とあいさつしたという。
棺には、ざこばさんが愛用していた茶と黒のしま模様の着物と羽織、扇子や手ぬぐいが納められた。
くしくも、斎場はざこばさんが父のように慕った師匠米朝さんと同じ。ざこばさんの出ばやし「御船」が流れる中、近しい人々によって花が手向けられ、送られた。
戒名は清導院楽心弘徳居士(せいどういんきょうしんこうとくこじ)。米朝さんの本名「清」や、ざこばさんの本名「弘」が入っている。
後日、お別れの会が行われる。