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鈴木志遠、映画「卍リバース」単独初主演 谷崎潤一郎の名作にどう挑んだのか/前編


初単独主演映画について語った鈴木志遠(撮影・中島郁夫)

俳優鈴木志遠(27)がこのほど、単独としては初主演となる映画「卍リバース」(宝来忠昭監督、24日公開)について、日刊スポーツの取材に応じた。

同作は谷崎潤一郎の代表作「卍」を元に、舞台を現代に置き換え男女を逆転(リバース)させ、同性愛と不倫が交錯する作品となっている。鈴木は画家の夢を捨て切れず、脱サラして美術学校に通う園田孝太郎、園田の妻・弥生を中崎絵梨奈、園田が通う美術学校の青年・宇佐美光を門間航が演じる。

-原作は非常に難しい作品です

鈴木 そうですね。実際に読みましたが、あまり理解できないというか、分からなかったんです。谷崎潤一郎って変態というか、すごいなと思いました(笑い)

-それを演じた

鈴木 役柄もやったことがないし、男女が入り乱れるような題材を含めて難しそうでしたが、だからこそ、やり応えがあるなとも感じました。

-完成した作品を見た感想は

鈴木 撮影中はどうなるか分からなかったけど、上がった作品を見て、不思議な空間がありながら、見終わった後に何かしら考えさせられる作品だなと。こういう作品があってもいいのかなって思います。

-この難しい題材をどう解釈した

鈴木 この3人は良い方向には行ってないけれど、自分たちは幸せだと思っています。「何が幸せなのか」を自分の中で考えさせられました。他人から見たら「あの人は幸せではない」と思われていたとしても、本人は幸せかもしれません。幸せのかたちは人それぞれだと思いました。

-園田の人物像はどう捉えた

鈴木 人を男性、女性として見ているのでなく、自分が好きとか、愛したものに対して真っすぐ人だと思います。

-園田との共通点は

鈴木 流されやすい部分があるけど、やりたいことが明確にあるという意味では、似ている部分はあると感じました。

-演技で印象的だったのが「目」です。セリフがないシーンでも目が語っているように見えました。

鈴木 ありがとうございます。いろいろ勉強しました。たとえば病院のシーンでは、実際に精神患者がどんな目をするのか、表情も含めて映像を見たりして、自分なりにかみ砕いてみました。園田を捉えるのが難しかったので、いろんな作品を見て、自分が思う役に近づけていく作業をしました。他の役の方も含め、みんな難しかったと思います。

-実際、どんな反応がありそう

鈴木 正直、全く想像できません。実際に見た人からは「まぁ、不思議な感覚だった」と言われたけど、今あまりない作品なので、新鮮味はあると思います。(後編へつづく)

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