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【宝塚】月組トップ月城かなと会見「泣くのはまだ我慢して、東京の千秋楽まで笑顔で」/一問一答


晴れやかな表情で退団会見に臨んだ月城かなと(撮影・村上久美子)

宝塚歌劇団の月組トップ月城かなとが12日、相手娘役の海乃美月らとともにサヨナラ公演「ミュージカル・ロマン『Eternal Voice 消え残る想い』」「レビュー・アニバーサリー『Grande TAKARAZUKA 110!』」の兵庫・宝塚大劇場千秋楽を迎え、本拠地に別れを告げた。サヨナラショーを終え、最後の大階段は黒えんび。退団あいさつを終え、会見に臨んだ。

会見に先立ち、月城は「感謝の気持ちをいろいろ皆さまに心のままに、伝えできたらいいなと思います。よろしくお願いいたします」と、自ら、あいさつして始まった。

◇  ◇  ◇ 

--最後の大階段、黒えんびを選んだのは

月城 そうですね。まだ東京公演がございますので、まだトップとして、男役として、(芸名ではない)自分に戻るには早いと思いました。

--しかも飾りっ気のないシンプルな衣装

月城 (亡くなった)葉山先生が常々、「黒えんびは飾りなしで。それが一番すてきに見える」と、いつもおっしゃっていまして。その思いを受け止め、決めました。

--あいさつの中で「舞台の神様がいた」と。どんな状況で感じたか

月城 今日まで無事に公演ができたことだったり、千秋楽の日に組のみんなが楽しそうに舞台ができていること、そして無事に幕がおりるっていうのが、はい。いつもは、トップとしてきちんと最後まで幕を下ろさなければという気持ちで過ごしていたんですけども、今日は1人の退団者として-という気持ちもありましたので、こうやって無事に千秋楽が迎えられて、1人の退団者として、無事に大階段をおりて、ごあいさつができるっていうことに、舞台の神様がきっと見守ってくださっていたんだなと思いました。

--あふれそうになる思いは、どう抑えていた?

月城 舞台の最中は集中していたんですけど、涙はこらえて、それよりも感謝の気持ちを伝えたくて。自分の感謝の気持ちがきちんとお客さまや、組のみんなに伝わればいいなと思って、ごあいさつさせていただきました。少し、ちょっと泣きそうになってしまった時もあったんですけど、それでもやっぱり伝えたいのは感謝の気持ちの方が大きかったですね。

--最後に大階段から見た景色は

月城 私より前の退団者がおりるのも、見守っていまして。名前を呼ばれてすがすがしい顔でおりていく横顔が、自分が階段をおりて見た景色よりも、よく覚えています。それに力をもらって自分も階段を下りることができました。

--同期からの花束は星組トップ礼真琴だった。どんな会話を?

月城 秘密です。

--サヨナラショーの構成にどう思いこめたか

月城 一番に思ったのは、退団者のみんなにすてきな歌詞の(Compass of Your Heart)がいいなと浮かびました。自分の曲というよりも、まず先に。そして、最後は(海乃と)2人で終えられたらいいなと。

--宝塚大劇場は、どんな場所だったか

月城 さっき舞台の神様の話もしたんですけど、宝塚大劇場が持ってる、温かさ、大きさ、包んでくれるような。初舞台の初日、幕が開いて見た景色、ずっとこの劇場でいろんな経験をして育てていただいた。本当におっきく包んでくれるような劇場でした。

--次期トップ鳳月杏さん、雪組で一緒だった永久輝せあさんは花組の次期に決まった。メッセージは

月城 私がえらそうに何かお伝えできることは、特にないと思うんですけども…。こないだ、機会がありまして「宝塚の殿堂」に行かせていただいた時に、本当にたくさんの方々が今まで宝塚を作ってこられたんだなって。それがつながって。今がある。その一員に自分がいることがとても誇らしく、うれしく思ったので、これからもずっと宝塚が皆さまに愛され、つながっていく。同じように、幸せに過ごしてほしい。

--ファンにメッセージを

月城 本当に皆さまのお顔を見て、こみ上げるものがたくさんありました。私を見つけて、ここまで応援してくださいまして、本当にありがとうございます。皆さまへの感謝の気持ちを、東京公演の舞台でも、精いっぱいお返しできるようにみんなと頑張ってまいりたい。泣くのはまだ我慢して、東京の千秋楽まで笑顔で頑張りたいと思います。

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