女優の熊谷真実（64）が、2日に死去した脚本家の脚本家の小山内美江子（おさない・みえこ）さん（本名・笹平美江子＝ささひら・みえこ）を追悼した。
熊谷は、小山内さんが脚本を手がけ、1979年（昭54）に放送されたNHK連続テレビ小説「マー姉ちゃん」で主演を務めた。
「小山内先生のお書きになったマー姉ちゃんでデビューさせていただきました。マー姉ちゃんがなかったら、熊谷真実という人間は誰にも知られることはなかったと思います」と巡り合いに感謝した。
放送後も交流が続いていたといい「先生は作家活動とは別にボランティアでカンボジアなどの国の子供達のために学校を作る団体もなさっていました。その会に参加させていただき、先生とはマー姉ちゃんが終わってからもお会いする機会がありました。いつも誰よりもお元気で、誰よりも動いていらした。今でもマー姉ちゃんの時のNHKのスタッフの方と新年会や忘年会をやって年に何回かはお会いしています。先生が作ってくださったマー姉ちゃんだったからこそ、明るく長いお付き合いをすることができています。小山内先生、もう一度お会いしたかったです。心からご冥福をお祈りいたします」。小山内さんの記憶を振り返りながら、哀悼の意を表した。
小山内さんは、TBS系ドラマ「3年B組金八先生」シリーズの脚本を務めたことでも知られる。94歳。長男の俳優利重剛（61）が自身の公式ホームページで10日に発表した。横浜市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。
