NHK連続テレビ小説「虎に翼」（月～金曜午前8時）の第20話が26日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。
※以下ネタばれを含みます。
あらすじは、突然、猪爪家に検察が押しかけ、はる（石田ゆり子）は直言（岡部たかし）が贈賄で逮捕されたと告げられる。証拠品として家中を物色され、途方に暮れる寅子（伊藤沙莉）たちに、下宿人の優三（仲野太賀）は法律の知識を生かしてできることをしようと提案する。寅子たちは無罪を信じて帰りを待つが、直言の逮捕はほんの皮切りに過ぎず、世間を大きく揺るがす大汚職事件「共亜事件」として事態はどんどん悪くなっていく。直言の弁護士も見つからず、寅子らは危機に立たされる。新聞記者らに囲まれた猪爪家に、花岡（岩田剛典）と穂高（小林薫）が塀から落ちながらも現れる。
「明律大学」本科生の花岡を演じる三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典がプレミアムトークに生出演した。
岩田は「おはようございます。花岡悟役の岩田剛典です」と自己紹介した。あさイチには“因縁”があり、昨年8月にKiraKiraキッチンに出演したが台風などで放送が飛んでしまい、収録になったので生出演は「念願です」と語った。そのためこの日、「夜中の1時に起きてしまった」と言う。
話題は「虎に翼」のハイキングで花岡が崖から落下するシーンになった。ワイヤーでの撮影だった。「かなり大掛かりというか、高いんですよ。ワイヤーアクションということで、クレーン車を導入して大掛かりな撮影」と振り返った。CGではなくワイヤーアクションだったのは「監督の演出の意図としては、軽くしたかったんじゃないかと思うんですよね。落下シーンですから、生々しいというよりは…。とにかく大げさにやって、と言われて、ぼくもそれをくみ取って、コミカルなシーンとして表現したいんだなと思って『マトリックス落ち』になりました」と振り返った。大吉も「面白く落ちてくれたから、（ドラマ内は）大変なケガしているんですよね、それでもぼくらが見続けられたのはあのシーンがあったから。監督の意図通りですね」と理解していた。
同ドラマは日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子（みぶち・よしこ）さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子（いのつめ・ともこ）を演じる。
朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。
石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか！」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。
