若狭弁護士「極めて珍しい訴訟」グーグル口コミに医師ら集団提訴問題で”争点”を指摘

若狭勝氏（2017年10月撮影）

元衆院議員で元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士（67）が19日、フジテレビ系「めざまし8」（月～金曜午前8時）に出演。

不当な口コミが削除されず利益が侵害されたなどとして、医師らが米IT大手のグーグルを集団提訴した件でコメントした。

若狭氏はこの件について「きわめて珍しい訴訟」と話した。「過失の捉え方」について指摘。「グーグルの放置したことが過失と評価できるかが争点」と解説した。

グーグルが運営する地図サービス「グーグルマップ」では、診療科目と地名を入力すると周辺の医療機関が表示される。クリックすれば診療時間や住所などが確認できるほか、「クチコミ」投稿や「評点」も付けられる。原告団長の医師によると、「中傷や侮辱のほか、勝手に『閉業』にされるなどの営業望外を受けている」という。原告の弁護士からは「不利益を受けているのに、グーグルが何も責任を負わないのはおかしい」との声も出ていた。

コメンテーターで小説家の真山仁氏は「便利ばかり追求するから、情報を吸収することしかできない。情報収集する側に疑う力を持たないと、これから訴訟も増えてくると思います」と予測していた。