『呪術廻戦』第249話のあらすじ
乙骨憂太が、岩手県の御所湖結界(コロニー)で、羂索(けんじゃく)を倒すことに成功します。
羂索は死に際に、「伏黒恵が超重複同化の発動権を持つことにする」とルールを追加し、天元は宿儺のもとへ飛んでいってしまいました。
虎杖悠仁と宿儺の戦いに合流した乙骨は、日車寛見がやられてしまったのは「自分のせいだ」と責めます。
しかし、羂索を自分の手で終わらせたかった乙骨は、すべてが言い訳だと結論づけ、領域展開「真贋相愛(しんがんそうあい)」を発動させました。
すぐさま宿儺も領域を中和させる、「彌虚葛籠(いやこつづら)」を発動させて身を守りますが、口と4本の内の2本の腕が印を結んで使用できなくなります。
乙骨の領域は「コピーした他者の術式」を必中効果にし、宿儺を苦しめることができた、天使の術式「邪去侮の梯子(やこぶのはしご)」が発動していると宿儺は読みした。
領域内には虎杖もいて、魂を捉えることのできる虎杖の打撃で、伏黒から肉体を引き剥がそうとしているのではないか?と、宿儺は考えます。
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『呪術廻戦』250話ストーリー
乙骨憂太の領域展開「真贋相愛」の中で、宿儺は「彌虚葛籠」で中和させながら戦います。
虎杖悠仁と乙骨の連携に加え、リカも仕掛けてきて、宿儺は身を守ることに集中しました。
宿儺は、五条悟との戦闘で消耗しきっているため、「解」と「彌虚葛籠」の両方を発動させるのは難しい様子。
それに加え、虎杖の魂を捉える打撃で伏黒恵の魂が揺さぶられ、肉体のコントロールが鈍ります。
宿儺は乙骨の領域が高度なことから、一ヶ月の間になにかしていたと考えましたが、それがなんなのかわかりません。
乙骨はランダムに発動する術式コピーの中に、引き当てたい術式があるようで、刀を抜き、攻撃をし続けます。
そして引き当てた術式に、宿儺は驚くのでした。
『呪術廻戦』250話ポイント
乙骨憂太の領域「真贋相愛」の効果
乙骨の領域「真贋相愛」はコピーした術式をストックし、その中から一つを選択して必中効果として、結界に付与されます。
それ以外の術式はランダムに刀に宿っており、乙骨のみ効果を引き出すことが可能ですが、なんの術式が宿っているのか、手に取るまで本人にはわかりません。
刀は一度効果を発動すると消滅しますが、本数に制限がないため、無数にある刀の数だけ引き当てれば使えます。
天使の術式以外に、宿儺に効く術式を引き当てれば、引き当てた数だけ追い詰めることができそうですね。
しかし、そう簡単に引き当てることはできるのか、そもそも天使の術式以外にあるのでしょうか?
宿儺の呪力総量
五条悟との戦闘で、宿儺の呪力量は乙骨と同じくらいの量になっていました。
領域も使えず反転術式の効きも鈍い宿儺は、術式対象を拡張し世界を断つ「解」を、「彌虚葛籠」を維持しながら使うことができません。
呪力量は乙骨とほぼ互角の中、天使の術式を警戒している宿儺は、身を守ることで精一杯のようです。
このまま宿儺が回復する前に追い込むことができれば、勝機はありそうな気がしますね!
虎杖悠仁の魂を捉える打撃
虎杖の打撃は魂を捉えることができるので、宿儺の中に眠る伏黒恵を刺激しているようです。
宿儺が虎杖の攻撃を受けるたびに、呪力出力が下がり、肉体のコントロールも鈍っていました。
このまま虎杖が攻撃を当て続ければ、肉体のコントロールを失い、「彌虚葛籠」が解除される可能性があります。
そうなれば、天使の術式で受肉した宿儺だけが浄化され、伏黒の体は取り戻すことができるかもしれません。
乙骨憂太と虎杖悠仁のズル
宿儺が五条との戦闘で呪力出力が下がったとはいえ、リカに攻撃をするのにも、直接触れないと致命傷を負わせることができません。
宿儺との決戦前の一ヶ月で、虎杖は反転術式を覚え、乙骨は必中術式を宿儺のみに絞り、宿儺から見ても高度な結界術を運用できています。
一ヶ月の間になにかしてきたと考えた宿儺が二人に問いますが、虎杖は「努力と根性」と返し、素直に答えません。
しかし、乙骨は「ズルしました」と答えてしまい、一ヶ月の間になにかをしていたことバラしてしまいます。
ズルがなんなのかはわかっていませんが、それがバレてしまったら、宿儺は形勢逆転してしまうのでしょうか?
一ヶ月の間にやってきたことが、この戦いで重要になってきそうです。
乙骨憂太の術式コピーの数
乙骨が領域を展開してから五つの術式コピーを披露しました。
①天使の術式「邪去侮の梯子」
②烏鷺亨子(うろたかこ)の術式「宇守羅彈(うすらび)」
③ドルゥヴ・ラクダワラの術式「式神の軌道に不可侵の結界を張るもの」
④狗巻棘の術式「呪言」
⑤シャルル・ベルナールの術式「未来予知」
その五つを宿儺は冷静に分析し、まだ余裕がある様子。
術式コピーの中に、五条の「無下限呪術」は六眼がないとコントロールが難しい、という理由でコピーはないと判断します。
その中で乙骨は、初見の術式なら隙ができると考えていて、当てたい術式があるようでした。
やっとお目当ての術式を引き当てることができた乙骨は、空を面で操りながら、宿儺のもとへ向かいます。
やってきた刀を宿儺が素手で受け止めると、乙骨は「捌(はち)」と言うと、宿儺の顔に切り込みが入りました。
「捌」は宿儺の使用する技で、何度もその技で相手を追い込んでいます。
その技を宿儺本人が受け、術式コピーの中に自分の術式を入れていなかった宿儺は、驚きの表情を見せました。
予想していなかった術式に、宿儺に隙ができたと思います。
そのままたたみ掛けることはできるのでしょうか?
SNSの反応は?
Xでは、「乙骨より少ない呪力量で、宿儺と互角にやり合ってた、五条悟と六眼って、やっぱりスゲェんだな」「羂索が1000年かけて各時代の強者を集めたおかげで、乙骨が各時代で最強格の術式を模倣したチート術師になってるの草」「嘘つく虎杖くんと正直に言う乙骨くんの対比が最高に面白かった」と、さまざまな反応が寄せられましたよ。
また、「高羽の術式までコピーしてしまった乙骨憂太」「座殺博徒コピーした乙骨」「ズルの可能性」と乙骨が他にコピーした術式や乙骨の言う「ズルはなんなのか?」という予想する声も上がっていました。
乙骨の術式コピーは、とんでもなく強い術式だと改めて思いますね!
『呪術廻戦』人外魔境新宿決戦編 第250話 まとめ
乙骨の領域を知れば知るほど、とんでもなく強いものだということがわかりました。
ランダムとはいえ、今まで出てきた術式で戦っていくのは熱い展開ですね!
みんなで戦っている感もありますし、最終決戦なんだなというのも伝わってきます。
そして、『呪術廻戦0』の主人公と『呪術廻戦』の主人公が戦うというもの激アツですね!
とはいえ、宿儺に隙が生まれたような気がしますが、まだ余裕があるように感じます。
領域もまだ展開できないようなので、この隙をきっかけにたたみ掛けることはできるのでしょうか?
「宿儺が回復しきる前に、お願い……!」と祈りたくなってきます。