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漫画を描ける若者が減少?イラストとの違いにプロも言及「脳みそを使うところからして違います」


若者は漫画を描かない?イラストと漫画の違いとは

 

Twitter上で、イラストと漫画を描く能力に関する投稿が話題になっています。

 

投稿主は、「オタクの就労支援してておもうんだけど、ほんんんんんと漫画描ける人が若者に少ない ほんんんんとに居ない マジで居ない」とツイート。

 

続けて、「28歳ぐらいを分岐に信じられんぐらい絵は上手いのに漫画は一度も描いた事ないって人増える なんでだろう…」と、漫画を描く若者が少ないことに疑問を呈しています。

 

さらに、「オタクが何人か集まればアンソロジーが勝手に出来上がるぐらいオタクで絵を描く=漫画を描くって世界観だった気がする」と言及。

 

「なのに同人誌描いてる人は大概30超えてるし、10代で漫画描いてる人は私のところでは見たことないし、20代でもほとんどがイラスト描き」と、自身の見てきた現状を綴りました。

 

 

「ノーゲーム・ノーライフ」榎宮祐先生の見解

 

上記の投稿に対し、「ノーゲーム・ノーライフ」などで知られる漫画家・榎宮祐先生は、「まず漫画は『絵が描ける』の延長線上にある技術じゃないです」とコメント。

 

『物語を作る』手段の一つとして絵を使うだけで、漫画が描けるイラストレーターなんてプロでもそんなに多くないです。この傾向は僕が知る限りでも20年前から変わってない」とツイートしました。

 

また、榎宮先生は「漫画、イラスト、小説は全部別の技術」とした上で、「漫画が描けるからって小説書けるものでもないし、他も全部そう。ある程度ノウハウを転用できるところはあるけど、基本的に脳みそを使うところからして違います(経験談)」と語っています。

 

漫画における「絵」はあくまで物語を作る手段なんですね。なるほど…。

 

 

「ドランク・インベーダー」原作・Rootport先生の見解

 

最近画像生成AIで作られた漫画「サイバーパンク桃太郎」も話題となった、「ドランク・インベーダー」原作などで知られるRootport先生も、本件について言及。

 

「Q. なぜイラストレーターでマンガ家を兼業している人はこんなに少ないの?」という問いに対し、「A. 書道の達人が小説家の才能もあるとは限らないから」とツイートしました。

 

とてもわかりやすい例えですね…!榎宮祐先生も言っていたように、プロの方はあくまで「イラスト・漫画それぞれに必要な技術は異なる」という見解でした。

 

これらの投稿に対しTwitterでは、「マンガはイラスト繋げたものではないからですかね」「漫画って絵が描けるのは大前提として、物語の創造力や演出力も重要ですもんね…」「だから漫画原作が職業として成り立つわけですな」「イラストと漫画は表現形態が違うので仕方ないですね」といった反応が寄せられていましたよ。

 

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