モデル・道端カレン(38)が15日、都内の日本ロレアル株式会社内でシングルマザーキャリア支援プログラム『未来への扉』第三期開講式にゲスト出演した。
『未来への扉』とは、グローバル化粧品会社ロレアルグループの日本法人である日本ロレアル株式会社と、NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむが連携し、シングルマザー家庭の経済的安定を支援するキャリア支援プログラム。
その内容としては、日本ロレアルが提供する身だしなみ講座や、ファッション・コスメ業界に特化した人材会社のiDAと協力し、日本ロレアルのブランドの美容部員として必要なスキルや、アデコと協力のもとプロジェクトリーダー職やオフィスワーク職に就くため約5ヶ月間のスキルアップ講座を提供し、就労の機会につなげるというもの。ビジネスでのスキルアップの共通キャリアカウンセリングを行いながら、さらに美容部員またはオフィスワークのいずれかの職種コースを経て、就労まで一貫サポートもあったり、主催企業の負担により、受講料ならびに託児サービスは無料となっていることも特徴だ。
中学1年生と小学4年生の息子を持つ道端。シングルマザーのテーマでトークをするのが初めてだそうだが、「自分が完璧にやれているわけではないですけど心がけていることをお話できれば」と、前置きしつつ、子育てへは子供の個性に合わせて接するようにしているそうで、「自分がテキパキしている割に大雑把だったりするんですが、ゆったり過ごすのがいい方の子もいるんだなって」と、感じることがあるそう。
上の子には中学受験をしたそう。そのことへは、「私が中学3年生からモデルのお仕事をしていて、中学までしか卒業してなくて、高校受験の経験がないんです。16歳から1人暮らしをはじめたということもあって、子供は私立に行かせたいなとか、受験というものをさせてみたいなと思って。憧れで押しつけた部分があったんです。結構ケンカをしてしまって、事あるごとにやらされているという感じで、学校も遠くて1時間くらい電車で行くんですけど、いまは友達ができてルンルンと楽しんでいるみたいです」と、経緯も説明しつつ、その受験の際に通わせた塾の先生から「子供さんだけじゃなくて親も成長しないといけないと言われて、とくに勉強しなさいとか否定的なことを言わないようにとか教えてもらえるんです。でも、私も家がぐちゃぐちゃに散らかっていると怒ってしまったり約束を守れず足を引っ張っているようなところもあって」と、いま振り返ると反省する部分もあったそうだ。
それでも、子供とのコミュニケーションについては「常に完璧にはできなかったと思います。それでも、自分が完璧じゃない分、子供がすごくフォローしてくれるというか。だから、自分が完璧じゃない方が良かったりするのかなと思うときもありますね」と、子供と二人三脚のように助け合っているそう。
「いつも思うんですけど女の人はいつも負担が大きい気がするんです。シングルに限らずパートナーがいてもおうちのことをテキパキできるのは女性だったりとか、1人何役もこなさないといけなくて、お母さんの顔とか、女性としての顔、仕事としての顔というのができるから強いんじゃないかと思っていて。シングルだと大変ですかと聞かれることがあるんですけど、そのときはきっとパートナーがいても大変さは同じなのかなと私は答えるようにしています」と、感じていることを伝えていた。
さらに、道端は子供が小さい時に子供と一緒に早い時間に寝て朝5時に起き、資格取得に向け勉強したという経験などを語り、プログラム参加者たちからの質問に答えるものに。体型維持の話などを展開するなか、なかでも、運動をどうするかというものへは、3分のテレビ体操を続け、継続しているという自信をつけて時間を伸ばしていくという継続の大切さを訴えていた。
最後に道端から、「私、正直に行って完璧なママじゃないので、どうなんだろうと思うんですけど、でも、いつでも子供は親をいつでも見ていてくれます。それはシングルだからすごく見てくれているというわけでもないと思うんです。自分が一生懸命になりすぎる必要もないというか助けてくれるのかなって。子供と一緒に成長していければいいかなって思うんです。気楽にというか、私も気楽にしかできないんですけど、子育てを楽しんで、そして自分の時間と自分のキャリアを積んで、女性だからこそ二足のわらじができたりするのかなと思うので頑張ってください」と、メッセージを寄せていた。