日本自動車タイヤ協会は、2017年「4月8日タイヤの日」啓発活動の一環として、全国タイヤ商工協同組合連合会と共にユーザーの皆様にタイヤの日常点検・整備の重要性を幅広く訴求することを目的に実施した。
4月6日から10日にかけて全国9ヶ所で実施した。その結果は、乗用車系が256台、貨物系が24台の合計280台中、タイヤの整備不良車両は、53台(不良率は18.9%)だった。
その内訳は、乗用車系38台・貨物系7台で共に「空気圧不足」が1位(乗用車系14.8%、貨物系29.2%)。空気圧不足は、自動車燃費に悪影響を及ぼすばかりではなく、安全走行にも影響いたします。このため、空気圧が不足していた場合は、その場で空気を補充しつつ、ドライバーに対しては、日常点検(空気圧管理)の励行をお願いした。
この結果を踏まえて、一般社団法人日本自動車タイヤ協会、全国タイヤ商工協同組合連合会の2団体は、正しい空気圧管理が安全走行やエコドライブの基本であることなどを尚一層啓発していく。
また、タイヤ点検を行ったドライバーにアンケートを行い、280人より回答があった。それぞれの質問に対する回答は次の通り。
Q1 エアゲージを使用したタイヤの空気圧点険は、主に誰が行っていますか?(複数回答)
「ガソリンスタンドスタッフ」が127人(38.5%)と最も多く、次いで「ドライバー本人及び家族」76人(23.0%)、「カーディーラー」69人(20.9%)、「整備工場」35人(10.6%)、「タイヤ販売店」15人(4.6%)。
Q2 それは、前回いつ頃行いましたか?
「1ヶ月前」と回答したドライバーが116人(41.4%)と最も多く、次いで「2~3ヶ月前」87人(31.1%)、「半年前」48人(17.1%)、「1年以上前・覚えていない・全くしない」21人(7.5%)、「1年前」8人(2.9%)。
Q3 その頻度は、どれくらいですか?
「2~3ヶ月に1回程度」が106人(37.9%)と最も多く、次いで「年2回程度」75人(26.8%)、「月1回以上」55人(19.6%)、「年1回未満・覚えていない・全くしない」24人(8.6%)、「年1回程度」20人(7.1%)。
Q4 空気圧以外のタイヤ点検は、主に誰が行っていますか?(複数回答)
「ガソリンスタンドスタッフ」が98人(29.6%)と最も多く、次いで「カーディーラー」82人(24.8%)、「ドライバー本人及び家族」75人(22.7%)、「整備工場」45人(13.6%)、「タイヤ販売店」13人(3.9%)。
Q5 その頻度は、どれくらいですか?
「2~3ヶ月に1回程度」が97人(34.9%)と最も多く、次いで「年2回程度」71人(25.5%)、「月1回以上」55人(19.8%)、「年1回程度」30人(10.8%)、「年1回未満・覚えていない・全くしない」25人(9.0%)。
Q6 何を点検しましたか?(複数回答)
「タイヤ溝」が230人(35.7%)と最も多く、次いで「外傷」186人(28.9%)、「釘・異物踏み」110人(17.1%)、「石噛み」79人(12.3%)。