女優・吉田羊(42)が14日、神奈川県警察・加賀町警察署の一日署長に就任。中華街をパレードしながら、「振り込み詐欺」防止を呼び掛けた。
9月19日の敬老の日を目前に控え、加賀町警察署が「家族の絆を凍らせない サギ撲滅キャンペーン」を開催。
吉田は、連続ドラマ初主演となるWOWOW開局25周年記年企画『連続ドラマWコールドケース~真実の扉~』(10月22日午後10時~(第1話無料放送)~)の中で、神奈川県警捜査一課の中でチームを引っ張る女性刑事・石川百合役を熱演。さらに、同ドラマのロケ地ともなったゆかりの地であることから、一日署長に委嘱されることとなった。
いまだなくならない振り込め詐欺を撲滅すべく、皆さんとともに注意を呼び掛けてまいりたいと思います。
「友人が振り込め詐欺に遭った」という吉田は、「お金を取られたことももちろん悔しいんだけど、自分を守りたいという親心を利用されたことが悔しいし、腹立たしい」という友人の言葉を紹介。
そして、「みなさん、ひとりひとりで警戒心を強め、共に声を掛け合って振り込め詐欺を撲滅できるよう力を合わせていきたいと思います」と、力強く訴えた。
委嘱式の後、お昼時の横浜中華街を制服姿でパレードした吉田。昼食に出てきたOLたちやお店の従業員、観光客や買い物客など、大勢の人でごった返す中、「羊さ~ん、きれい」「羊さ~ん、可愛い」などと声が飛び、写メを撮る。
2ヶ所で立ち止まった吉田は、赤い小さな拡声器を使い、「家族のきずなを悪用する振り込め詐欺は絶対に許すことができません。そのためには、一人一人が警戒心を強め、日ごろから家族と密に連絡を取りあい、常に注意喚起を促していく。これが振り込め詐欺を食い止めるまず大きな一歩になると私は思います。互いに声を掛け合い、振り込め詐欺を撲滅すべく、みなさまご協力をよろしくお願いいたします」と、集まった人たちに向けて訴えた。
神奈川県内における振り込め詐欺の発生件数は7月末の数値644件、1.3倍に増え、被害額も1.5倍の22億円となっている。