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上坂すみれコンレボは「大きな転機になった作品」と感慨!石川界人も「情熱込めてやってきてよかった」


上坂すみれコンレボは「大きな転機になった作品」と感慨!石川界人も「情熱込めてやってきてよかった」

コンレボ最終回前夜祭が開かれた


 「『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~THE LAST SONG』最終話放送前夜祭コンレボってる場合ですよ!!」が18日、東京・TOHOシネマズ新宿で開かれ人吉爾朗役・石川界人、星野輝子役・上坂すみれ、風郎太役・中村繪里子、水島精二監督、脚本を担当した會川昇氏が登壇し、司会は劇中にアナウンサー役でも出演する松澤千晶アナウンサーが務めた。


 日本の歴史である昭和を「神化」という架空の年代にした“もうひとつの日本”が舞台。地球上にはさまざまな能力を持った超人が存在するという時代を昭和に起こった出来事を交えるような形で描いた作品で“コンレボ”との略称で親しまれている。2015年10月に第1期が、今クールに第2期がTV放映され19日の放送で最終回となる本作の結末を最速で楽しめるイベントとなった。


 まずは、松澤アナの呼び込みで石川、上坂、中村が元気よく走って壇上に現れ、観客を盛り上げる。オーディションからすると1年以上にわたり爾朗という役と触れ続けた石川は、「オーディション後から、大体この話数でこんなことやるという資料があったんですけど、結果やってみたら結構変わってて先が読めない展開で楽しかったですよ」と、通しての感想を。


 では、いまの心情はどうかと質問が寄せられると、石川は「最初とは思い描いていた主人公像とは変わってきた感じがします。こういうアニメの主人公って成長して強くなって、どんどん強い敵を倒していくというイメージでした。でもこの作品は、主人公の正義が揺らいだりとか戸惑いがあったりとか、周りの環境になじめないということをやっていたので、僕自身の戸惑いも大きかったですね」と、しみじみ。


 本作ではWEBラジオ番組『コンクリート・レボ“レディオ”』も展開され、上坂と中村がパーソナリティを務めていたが、上坂は「『レボ“レディオ”』を通して、中村さんも神ではなく人間だったということを知ることができました。自分の中で神聖化していた、スクリーンの向こうのステージの人だと思っていたので、こんなにお若い方なんだと。ひょうきんでやんちゃな、人懐っこい一面を知ることができて(笑)」と、中村を評し、言われた中村はひたすら恥ずかしげにほほ笑む姿が。


 さらに、アフレコスタジオの裏話として、石川は、「難しかったのはゲストの役者さんたちが、設定が難解で理解できていないんです。スタジオの外でたまたま休んでいる時に、全部説明してようやく分かってもらえるという感じでした。でも、後半に行くと、積み重なっていって説明がおもしろいんです」と、ほかのキャストに説明していたのだとか。


 中村も、「マスターウルティマ役の声優さん(櫻井トオル)に向かって『あなたは悪い人ですよ!』って話したりして、四方八方から言われて櫻井さん大変そうでした」というと、石川もそれに乗じて、「(里見義昭役の)浪川大輔さんが、『なんか俺、すっげー悪そうじゃない?』って言ってて……」というと、水島監督が「これラスボスだよって説明したのに」と、引き取り笑いを誘っていた。


 そして、第23話を6人での生コメンタリーから、最終話を先行上映。上映終了後には観客から温かな拍手が寄せられるなか、石川と上坂から水島監督と會川氏へ花束を贈呈し、水島監督は「完成してよかった」と、安どした様子を見せた。


 最後に石川は、「僕はこの作品を最後まで情熱込めてやってきてよかったなと思うんです。會川さんの前で言うのもなんですけど、この難解な、難解なシナリオ(笑)を、ずっと読み解いて、たびたび来るゲストに説明できるようにしようと。これは役者が絶対にやらないといけないことで、それを改めて気付かされた作品なんです。だから、今後の僕の人生で心に引っかかってくる作品になってくると思います。そういう作品に早い段階で出会えたことを嬉しく思っています」と、声優としての活動の糧になったよう。


 上坂は、「24話が良すぎて、いましゃべりたくないぐらいで、はぁ~。すごい良かったです」と、息をつきながら、「輝子ちゃんに受かってから、きっちりやらなくちゃいけないって、やったことのないこともたくさんあったんです。アフレコに行く前に読んでみたけどこれは合ってるのかなとか、思うんですけど、大体合ってなくて(苦笑)。でも、そこからどうすればいいかというのを根気よく教えてくださったんです。それを今後自分で導けるようにしたいですし、大きな転機になった作品でした。神化という世界に触れられて、なんの虚飾もなく宝物になりました」と、感慨深げ。


 中村は、「自分の中では精いっぱいやらせて頂いたんですが、果たして自分にできるのかなって思いのまま、憧れのキャスト・スタッフさんと一緒にやれることになって、ちゃんと自分がその一員になれるんだろうかって思いでいっぱいだったんです。それでガクガクしていた私へ水島監督が『中村さんの中に風郎太はいるんだよ』と言われて、それからは、訳が分からないことがあっても、それを風郎太に預けてみようと思えました。中村繪里子の中に、『おっ、こういうのあるんだ』というのを思ってもらえたら嬉しいなという気持ちで1シーンずつ積み重ねることができました」と、葛藤があったことを明かしていた。


 會川氏は、本作に込めた思いへ、「自分が中学に入ったのは昭和53年だったんですが、当時、漫画・アニメ・特撮は小学校後半で卒業しておくべきものだったんです。ちょうどそのときに、仮面ライダーもウルトラマンも姿を消していて、自分はそれ以外のものを好きにならないといけないような雰囲気だったんです。でも、そうでもないんじゃないの?昔観ていたんだったら、観ていていいんだよというので、新しい観方ができるよって。いまの時代になってそれらを語ることが子供っぽいとは言われない、けれどそう言われていた時代に自分が何かあるんじゃと思ってた、そんな気持ちからの作品で、非常に個人的な気持ちに基づいた作品です。それに付き合ってくれた水島監督やスタッフに本当に感謝しています」と、テーマを口にした。


 トリとなった水島監督は、「想定した以上に登場するキャラクターの数も設定も、自分がいまだかつてない物量がある作業をしなければいけないというプレッシャーが大きかったです。原作が言ってるんだから仕方ないと會川氏にぶつけながらやってましたけど、自分的にはベストな形で着地できたと思いますし、その作業量を一緒にノリノリでやってくれたスタッフがいたからでこそできた作品かなと思っています。お客様もコアな部分もライトな部分も気に入ってもらえたみたいなんで、監督冥利に尽きるし、代表作がまたできたなと思っています」と、万感の思いを語っていた。


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