【前編(渕上舞が語る“ガルパンはいいぞ”の浸透度!劇場版へ10の質問で大盛り上がり)から】
3つ目は、最後のシーンでみほと姉の西住まほが何をしゃべっているのかというもの。これは基本的に観た人の想像にまかせるそうだが、渕上は「表情からみてまほが『もうそろそろ戻ってこないか』といって、みほが『ありがとう。でも私は大洗で頑張る』と言っているように感じました」と見解を述べた。
4つ目は、劇中劇『ボコられグマのボコ』で登場した茶色い熊のキャラクター・ボコはみほたちの世界ではどれくらいの人気があるのかという問いかけ。このことに“昔少しだけ流行したが、現在は微妙な感じ”との返答が。しかもこの話には続きがあり、下火になった理由へ、“PT◯的な組織”からクレームがあり下火になり、“お蔵入り”になった映像もあるらしい、という事など、妙に具体的な説明がされた。
5つ目は、武部沙織の家族が劇場版に姿がなかったということへ、普通すぎて描写がなく「つまり幸せな家庭なのでは?」という回答も。
6つ目は島田流の島田愛里寿が飛び級して大学に入ったが何歳なのかという質問へ、13歳前後と回答があり杉山プロデューサーは、「なんとなく小学生・中学生なのかはあれですけど、高校には行ってない。そこから飛び級して、いわゆる愛里寿は天才であるということですね。戦車道だけではなく頭が良いということですね」と、解説した。
7つ目はBT-42のように履帯が外れて動くことがIV号戦車など別の戦車でも可能かというもの。ここで杉山プロデューサーはクリスティー式の解説をし、クリスティー式以外では不可能と言い「履帯が外れたら“リタイ”アです」と、ダジャレまで飛び出していた。
8つ目は戦車道の家元はお金を持っているのかという質問。こちらは「お金持ちとは限らないが、少なくとも島田家はお金持ちです」という返答。
9つ目は、シリーズに出てくるライバル高校で黒森峰女学園を除いて、強豪校はどこか?こちらは水島監督から「現状プラウダ高校は一歩リードしています。大会的にはプラウダ高校・聖グロリアーナ女学院、サンダース大学付属高校も強豪ですね。、ちなみに継続高校はかなり強いようです」とメッセージが寄せられたが、アンツィオ高校は入っていないそうだ。
ラスト10個目は、本作の戦車戦の中でも1番制作に時間がかかったシーンはどこかというもの。こちらはアクタスの丸山俊平氏から返答があったそうで、最終決戦に出てくる“中央広場”なのだとか。1カットでは空撮からみほのアップに至る戦車30台の大洗女子学園チームのカットだそうで、直前にマチルダIIが2両いることが判明し、ギリギリで修正を入れたという。杉山プロデューサーは「1回のレンダリングでモーションづけで動かせるのが5、6両らしくて、8セクションくらいに分けて戦車を動かして後で合成しているらしいです。草原のシーンなので草を踏んだら倒れていくというのもモデリングしているらしいです。あのカットだけでレンダリングで数日、完成までに30~40日とすんごい時間かかってます。だからやみくもに時間がかかっているわけじゃないんです」と、苦労を語っていた。
イベント終盤には廣岡宣伝プロデューサーから今年3月20日に茨城県大洗町で開催される『大洗春まつり 海楽フェスタ』に渕上が参加することもアナウンスされつつ、最後に杉山プロデューサーは、「観客動員は後になればなるほど右肩に下がっていくというのは普通の映画の流れですが、公開からだいぶ経って再び伸びているというのは、やはりみなさんの“ガルパンはいいぞ”とつぶやいてくださっている結果だと思います。できるだけ多くの方に観て頂いて、同じ時間を共有して楽しんでくれることが1番なので、引き続き布教をお願いできれば」と、お礼とともにアピール。
渕上は「1年の始めのステージがガルパンで良かったと思います。劇場版はこれから上映するところもありますし、こうやって大きな画面でガルパンを観られる期間が続くと思いますし、1人でも多く足を運んで頂けたらいいなと思っています。2016年も去年、一昨年と同じぐらいガルパンが盛り上がってずっとずっとみほと歩んでいけたらと思います」と、思いの丈をスピーチしその場を後にしていた。
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